作り方2 ママの保険1 ママに万が一のとき
専業主婦の保障って、軽視されがち…と思ったことありませんか?雑誌の保険特集などを読んでいたら、

「保険は収入がある人に対してかけるもの。専業主婦には保障はいらない。」
「専業主婦が死んでも、誰も生活には困らない。」

というような文章を見かけることがあります。

illust1403_thumb.gifそういう考え方、私としては、ちょっと、いえ、かなり腹が立ちます。確かに、専業主婦は、職業としてお金を稼いでいるわけではない。だけど、家事や育児はかなりの重労働です。それを、代わりに誰かがタダでやってくれますか?誰もやりませんよね。24時間体制、365日勤務、有給休暇無しの仕事を。家政婦をやとったり、ベビーシッターをやとったりするには、かなりのお金がかかります。それだけ大変な、代わりのきかない仕事を、主婦は1人でやってるんです。

なのに、「保障はいらない」「誰も困らない」!!なんて、よく言ってくれましたとも。以前お会いした某外資系保険会社の男性FPに、実際そう言われたのです、私(カチーーーーン!)。

illust952_thumb.gifでも、そうは言っても、主婦に保障が必要だとしたら、子供が小さいうちの話でしょ?という声も聞こえます。もちろん、子供が小さいうちは特にママの保障は大事。けど、子供が大きくなって、母としての役割をある程度終えても、やっぱり妻の役割って大きいと思うんです。年をとって、パパが病気をしたとき、寝たきりになったとき、介護が必要になってしまったとき、誰に頼りますか?

女性の役割って、本当に大きい。そんな女性の保障のこと、ちゃんと考えて欲しい。誰も困らないなんて、言わないで欲しい。そう思います。そういう妻の立場から、必要な保障を考えてみました。


1s.gif子供が小さいとき

女性にしかできない大事な仕事、出産。それは命がけの仕事でもあります。今は、医療技術が進歩し、分娩時の母子の死亡率もずいぶん減っています。それでも、命を落とす人がいます。 少し前に、TVのニュースでも、女子中学生が自宅で1人で出産し、出血多量で死亡したという痛ましい話も聞きました。新しい命を産み落とすということは、それほど大変なことなのだと思います。

illust176_thumb.gif無事に生まれてからも、赤ちゃんが1人でなんでもできるようになるまで、母親の役割というものはすごく大きいです。ママがちょっと風邪で寝込んだだけで、家の中は大変なことになります。洗濯はなんとかパパがやって、でもご飯はどうしよう、コンビニで買ってこよう、子供の相手は…。など。

もし、ご両親と同居なら、そう心配することはないでしょうが、核家族化が進んだ現代、保育所やベビーシッターを利用する場合が多いと思います。保育所も、送り迎えができればまだいいのですが、忙しい仕事を抱えていれば、毎日定時退社というわけにはいかないのが現状です。子供をご両親に預けられても、転勤が多い仕事なら、パパは一緒に住むことができないかもしれません。実際、子供のために転職するケースも多いのです。

私には今子供が3人います。下の子はやっと5歳。上の子だってまだまだ小学生。こんな状態で、もし、ママに万一のことがあったら…。パパの負担は、どれだけのものか想像できますか?仕事、家事、育児…。とりあえず我が家の状況だと、主人は転職しないと無理です。

illust965_thumb.gifまた、パパに万一のことがあれば、国から遺族年金が出ますが、専業主婦のママに万が一のことがあっても、国からの援助はほとんどありません。こう考えると、やっぱり、ある程度の保障が必要、ということになります。万一の場合に、それから病気・怪我に備えて、ちゃんと考えておきましょう。

2s.gif子供が手を離れてから

子供が高校生、大学生くらいになると、身の回りのことは自分でできますので、特にママが世話をするということはありませんね。ですが、この頃は、子供にもっともお金がかかるころです。部活動や習い事、また塾や家庭教師などの教育費。大学進学の場合は、一人暮らしでもしようものなら、生活費の仕送りだけで毎月10万円が飛んでいきます。留学したい、なんて言い出すかもしれません。

illust3849thumb.gifまた、住宅ローンなども負担になって、パート勤めをしたり、フルタイムで働くママも多いのではないでしょうか。家計を助けるために妻が働いている場合、また、妻の収入を予測して住宅ローンを組んでいる場合は、やはりその分だけ、ママにも保障が必要です。

また、病気への心配も増えてきます。女性は男性よりもガン年齢(ガンの発症率が高い年齢)が早いと言われています。ちゃんと毎年検診を受けていますか?乳がん・子宮ガンなど、早期で発見すれば治る確率も高いのです。ママが病気になれば、精神的にも経済的にも家族には大きなダメージです。家族のためにも、ちゃんと備えが必要です。

3s.gif夫婦2人になれば

illust2171_thumb.gif子供が無事社会人となる頃には、ママも「おばあちゃん」と呼ばれる日も近くなります。また、女性の場合、更年期障害など健康への不安が増してくる頃。そろそろ保険でも、と思っても、それまでに何らかの病気を経験していると、すんなり保険に加入できない可能性があります。保険は、健康なうちにしか加入できないのですから。

これから老後に備えてお金を貯めていかなくてはならないときです。保険のかけすぎにも注意しながら、安心して老後を過ごすための備えをしておきましょう。

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このように考えていくと、やはり、いくつになってもママの保障は必要。もちろん、年齢や子供の成長を考慮しながら調整することも大事です。

また、よく、夫の保険の「妻型」で保障を準備している場合がありますが、これはあまりおすすめできません。保険会社によっても異なりますが、いくつか問題点があるのです。

・夫が先に死亡した場合、妻の保障が無くなる 
(男性よりも女性の平均寿命が長いです。老後に無保険になる危険あり!)
・離婚した場合、妻の保障が無くなる 
(他人事だと思っていても、4分に一組は離婚する時代なのですから)
・どちらか一方が病気をして、新たな保険加入が難しい場合など、
 2人とも見直しができなくなってしまう
(病気をしたほうはもう保険に入れないのですから、
 契約はそのまま残さないと無保険になります)
・妻の保障額が自由に決められない 
(死亡保障が選べなかったり、入院保障は夫の6割など、
 あらかじめ決められている場合が多い)
・妻が働いて自分の収入を得るようになった場合、生命保険料控除の対象とならない 
(あくまでも夫の契約となります)


などなど…。とにかく、オススメできません。最低限のものでもいいので、とにかく妻自身の保障を準備しましょう。

ただし!!いくらママの保障が大事だと言っても、保険のかけすぎは禁物。無駄な保険料を払わないように、保険もシェイプアップしましょう!
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2011.07.18 Monday
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