幼児の骨折 全労災 VS COOP共済
illust2823_thumb.gif我が家には、三人の男の子がいます。三人とも、サッカークラブに入っていて、毎週土日はほぼサッカー漬け。男の子はタダでさえケガをすることが多いですが、スポーツをしているとなおさらです。もちろん、サッカークラブで保険に加入してはいるのですが、ちょっと物足りない・・・


ということで、我が家は共済に加入しています。「こどもの保険」でも詳しく説明していますが、共済もいくつか種類があり、いろいろ考えた結果、我が家で加入しているのは、全労済の「こくみん共済キッズタイプ」とコープ共済「たすけあいジュニア18コース」の二つ。というのが、どちらにもそれぞれ良さがあり、選びきれなかったんですね。ならば、一つずつ加入しちゃえ!と。両方加入しても、月々2,000円。二ヶ月に1度ケガで通院すれば、元が取れる掛け金です。

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さて、そんな我が家の三男が、先日、サッカーの練習中に骨折をしてしまいました。左手の小指に、ボールが当たってしまったんですね。まさか骨折とは思わず、そのときは絆創膏を巻いただけ・・・しかし夜になってもまだ痛いと言うので、次の日にレントゲンを撮ってもらったところ、ポッキリでした^^;


幸い、そこまでひどい骨折ではなかったのですが、シーネという固定具で半月ほど固定し、のべ3ヶ月に渡り、合計10回の通院をしました。三男はまだ就学前でしたので、医療費はゼロ。しかし、通院のために仕事を早退して、パートの私のお給料が少し減ったり、病院の駐車場代を支払ったりと、負担がゼロだったわけではありません。

先日ようやく完治となりましたので、早速、全労済とコープ共済に連絡し、給付金の請求をしました。どちらも、電話一本ですぐに書類を送ってもらえます。

<今回の請求内容>
スポーツによるケガで、左手小指を骨折、固定具装着17日、通院合計10回

<必要書類>
☆全労済 請求書、傷害事故発生通知書兼証明書、自己申告書、病院の診断書、診察券のコピー、医療費受給資格証のコピーなど
☆コープ共済 請求書、同意書、自己申告書、入院期間・通院日確認書、乳幼児医療費受給資格証のコピーなど

比較してみると、全労済の場合は、骨折に対する給付があるため、医師の診断書が必ず必要です。その代金は病院によって異なりますが、3,150円かかりました。また、事故の状況などを詳しく書かないといけないのが、ちょっと面倒・・・それに比べると、コープ共済は書類が簡単でした。

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コープは書類と一緒に、小さな折鶴も入っていました。ちょっとしたことですが、温かい気持ちになります♪


さて、実際に給付された金額がこちらです。

☆全労済 合計 70,000円
 (内訳)災害通院共済金 2,000円×10日間 特定損傷共済金 50,000円×1回

☆コープ共済 合計 37,000円
 (内訳)事故通院共済金 2,000円×10日間 固定具お支払い金 2,000円×0.5×17日間

ということで、二つの共済を合わせて10万7,000円と、十分すぎる治療費をいただくことができました。全労済では、固定具装着に対する給付は無かったのですが、骨折(または、脱臼や腱の断裂)だけで一律50,000円をいただけるのが非常に魅力的。逆にコープ共済は、固定具装着がもっと長いケガだったら、ありがたいだろうな〜と思いました。

実はどちらの共済も、こども向けにはもう少し保障が手厚いタイプがあります。詳しくは↓コチラから。

☆ 全労済 こくみん共済 キッズタイプ・キッズワイドタイプ
☆ コープ共済 たすけあい J1000円コース・J2000円コース

全労済は、先ほども書いた特定損傷共済金が魅力。それだけなら、全労済のキッズワイドタイプに加入したほうがいいんじゃない?と思いますよね。掛け金もそのほうが安く済みます。実際、長男と次男はそうしてるんです。

けれど、三男だけ全労済+コープ共済の二本立て。というのが、コープ共済は最高1億円まで、家族全員補償する個人賠償責任保険が、たった120円で付加できるんです。全労済にも、個人賠償責任保険を付加することはできるんですが、100万円までしか補償が無い。日常生活にはそれでいいかもしれませんが、近年、こんな事例が・・・

2004年当時小学5年の少年が、愛媛県内の公立小学校の校庭で、サッカーゴールに向けてフリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を越えて道路へ転がり出た。たまたま、そこを通りかかったバイクの男性が、ボールを避けようとして転び、足を骨折。その後に認知症の症状が出るようになり、翌年7月に食べ物が誤って気管に入ることなどで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。大阪地裁は、「蹴り方によっては道路に出ることを予測できた」と指摘。「少年は未成年で法的な責任への認識はなく、両親に賠償責任がある」と判断した。そのうえでバイクの転倒と死亡との因果関係について「入院などで生活が一変した」と認定。一方で、脳の持病の影響もあったとして、請求額の約5千万円に対して賠償額は約1500万円と算出した。


illust69_thumb.gifこの判決、子供を持つ親としてはちょっと厳しいとも思えますし、お金ですべて解決できるわけでもないのですが、少なくとも、実際にこの判決が出て、1500万円という高額な賠償責任が発生してしまったわけです。普通の家庭には、なかなかそこまでの経済的余裕はありません。

どんなスポーツでも、またスポーツではなくても、子供の行動は大人の予測を超えることがあり、似たような事故は考えられます。自転車の事故で賠償責任が問われることが増えているとも聞きます。自動車事故なら任意保険で対応できますが、子供の自転車での事故までは、通常は対応できません。

個人賠償責任保険を単体で加入すると、通常はもっと高いので、コープ共済の月々120円は格安。まだ未加入のご家庭には、ぜひおススメしたいところです。

コープ共済に加入するには、生協の組合員になることが必要。実際に生協で宅配を頼んでいなくても大丈夫ですよ。→まずは気軽に資料請求


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2011.10.13 Thursday
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