おかえり、My Little Boy *** 三児の母の理想と現実 ***
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母として
私が一番人の死を身近に感じたのは、やっぱり母の死だろうと思う。
それは、私が大学を卒業して、社会人一年生になり、
初めてのお正月を迎えた1ヵ月後のことだった。
母は数年前から病気がちで、2〜3年位前から入院していた。
お正月明けての検査で、不治の病だと知らされた。
でも、病状は落ち着いていて、治る事は無くても、
すぐに死に直結するような病気ではないと説明された。
その直後、入院先で吐血し、意識不明のまま病院を二つ回されて、
いくら輸血しても口からあふれ出てくる状態になってしまった母を、
手術台の上に見たのが最後だった。

母はもう入院が長かったので、家の中がそんなに変わるということもなく、
私も弟ももう成人していたから、何か困ることがあるわけではなかった。

でも、その死を受け入れることはとても辛く、
忙しく仕事をしているときだけ、少し楽になることができた。
だから仕事の無い休日は、母の思い出が後から後からあふれてきて、
一人で泣いたりしていた。
それまでに何度か経験した失恋の痛みなんか、
ちっともたいしたことはなかったんだと思った。
男なんていくらだっているが、母は一人しかいないのだ。

もう8年もたった今だって、その悲しみが薄れることは無い。
大切な人の死を乗り越えるということは、
悲しみと一緒に生きていく強さを身につけることだと思った。

今回、尼崎の列車事故で、たくさんの尊い命が奪われた。
マスコミの煽り立てるような報道は嫌いだけれど、
4人の子供のお父さんが犠牲になった話は、とても胸が痛んだ。
いつもより遅く出勤したことが、
取り返しがつかないことになってしまって。
奥さんは、4人の子供を抱えて、悲しむ間もなく現実と向き合う。
強く、生きて欲しいと思った。

こんな突然の別れ、いつ私にだって起こるかわからない。
でも私は、母を失ったときのように泣いてばかりはいられない。
もうすぐ3人の子供の母親になるのだ。
生きていかなくてはいけないのだ。
母は強くならなくてはいけないのだ。
この子達のためにも。

なんか思いつくままに書いてしまって、
嫌な気分になった方がいたらごめんなさい。
死について、私の思ったことをそのまま書きました。
今はとりあえず、夫の生命保険は増やさなくちゃなと思ってます。
いや冗談抜きで。
生きていくにはお金がかかります・・・。

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