保険のレシピ

大きな声では言えない、自動車保険の選び方

今年の春から秋にかけて、ほとんどの保険会社で、
自動車保険の保険料が値上がりしたのはご存知でしょうか？

理由はいろいろありますが、若者の車離れが進み、損害保険会社の収入が減っているのに、
一方で、ドライバーの高齢化が進んで、高齢ドライバーの事故が増えたり、
東日本大震災などの災害で、損害保険会社の負担が増えているからだそう。

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実は我が家の自動車保険も、間もなく更新時期を迎えます。
先日、ネットでいくつか見積もりをした後、結局、同じ保険会社で継続更新手続きをしました。
事故もないし、等級も去年と変わらず２０等級と最大の割引率だし、
車両価格もギリギリまで下げたのにも関わらず、年間1,000円位の値上がり。
それでも、安い方だと思います。

ただどこの保険会社もそうですが、事故をおこすと、翌年の保険料が跳ね上がります。
今までもそうでしたが、今後は今まで以上に高くなるので、
事故のとき、保険を使うかどうかは、担当者によく相談して、
翌年の保険料を計算してもらい、慎重に判断したほうが良いと思います。

さて、自動車保険の会社って、合併が多く名前も変わりがちだし、
国内の大手だけじゃなく外資系もいろいろで、選ぶのが難しいですよね。

自動車を買うときに、ディーラーで勧められるがままに入る方も多いけど、
そういう場合はたいてい、ディーラーが代理店をしている国内大手損保で、
担当者の顔が見えて安心できる代わりに、保険料はやっぱり割高だったりします。

安くしたい場合は、ネットで加入できるところがおススメ。
証券を発行しなかったり、早めに手続することで、数千円の割引が適用されることもあるので、
それだけで、値上がり分をカバーすることができるのです。
ただし、プランを決めるのは自分なので、ある程度自動車保険の知識が必要かも。

実は、ほんと大きな声では言えないのですが・・・

今、生命保険会社の多くは、生保のセールスレディが損保の代理店もするようになっています。
大手の損保会社と提携をして、セールスレディに損保の資格を取らせ、販売しています。

　東京海上日動　×　明治安田生命
　損保ジャパン　×　第一生命
　あいおいニッセイ同和　×　日本生命
　三井住友海上　×　住友生命

などなど・・・（今後変更の可能性あり）
　

セールスレディにしてみたら、生命保険のついでに自動車保険などを販売することで、
手数料として手取りがそのまんま増えるので、ありがたい。
損保会社にしてみたら、生保のセールスレディの営業力を利用して、
ダイレクト型の損保に対抗できるのは心強い。

私が勤務する生命保険会社でも、もちろん損保を取り扱っているので、
そちらに入るという手もあったのですが・・・早々に却下しました。

というのが・・・

生命保険には詳しいセールスレディも、損保の知識は今一つで、
いろいろな手続きについても、あまり詳しくないケースが多いのです。
そういう場合、もちろん、損保のコールセンターで対応したり、
生命保険会社に出向している損保の担当者が対応したりするのですが、
これがまた、うまく回っていないのが目に見えてわかる。

あまり詳しくは言えないんですが、書類の間違い、説明不足などで、
トラブルになるケースを何度も見ていますし、
苦情にこそならなくても、損保会社と情報のやりとりをするのに時間がかかるので、
手続きにかかる時間が遅い・・・と常々感じています。

なので・・・

生保のセールスレディに生命保険を勧められ、ついでに自動車保険も、
っていうパターンは、実際のところ、おススメできないかなあ・・・

あ、でもそれは、セールスレディが悪いということでは決してないのです。
日々、生保のノルマに追われるセールスレディに、
損保の知識や手続きの素早さを求めるのにはちょっと無理があると思う。
販売はセールスレディができても、その後の事故対応や、プラン内容の変更など、
そういう事務手続きのサポート体制がもっと整っていないと、難しい。

あっもちろん、しっかり知識があるセールスレディもたくさんいますよ。
そういう方だったらいいとは思うけど・・・
なかなか、見極めは難しいですよね。

安心料を払って、信頼して長くお付き合いできる代理店を探すか、
ある程度の保険の知識を身に付けて、代理店の無い割安なネット損保にするか。

私は後者です。
そしてネット損保と言っても、内容や保険料は保険会社によって結構ばらつきがあります。
いろいろ見比べてみると良いと思いますよ～^^

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