母乳育児にとって、いつ断乳するか、というのは結構大事な問題です。
shouの場合、10ヶ月〜11ヶ月頃にかけて、あまりおっぱいを欲しがらない、
という時期がありました。
思い切って、このままやめてしまおうかな、
それともこのまま自然に飲まなくなっちゃうのかな、と思っていたのです。

が、一歳ごろになると、なぜか急に前にもまして、おっぱいを欲しがるようになりました。
フォローアップミルクとかあげてみても、全然飲まないし。
その頃、ちょうど夏に向けて気温は高くなっていくのに、私はよく風邪を引きました。
添い寝、添い乳をしているので、夜中おっぱいをあげると、おなか丸出しだったんです。
しかも、眠いものだからそのまま寝ちゃう。
私が風邪をひいて体調が万全でないと、育児にも影響が出る。
こりゃあいかんな、と思い始めました。

おっぱいをやめるのには、二つ方法があると言われています。

1つは、断乳。
おっぱいをやめる時期を、ママが決めて、
無理やりにでも飲ませず、あきらめさせる方法です。

もうひとつは、卒乳。
やめる時期は赤ちゃんが決めます。自然に飲まなくなるまで、ずっと飲ませる方法です。

私は、できれば卒乳がいいかな、とずっと思っていました。
せっかく大好きなおっぱいを、無理にやめることないと思って。
最近はこうしたやり方のほうが主流になってきているとも聞くし。

でも、あまりにもよく風邪を引いてしまうのと、
あるサイトで、「断乳は赤ちゃんから幼児になるための、精神的に大事なプロセス」
と書いてあるのを読んで、迷った結果断乳することにしました。

さて、そうと決めたらいつ決行するか、です。
とにかく、おっぱいを見せない、吸わせない、が大事なので、
私がお風呂に入れるのはまずい。しかし主人の帰りは毎日遅い。

ちょうど、shouが一歳二ヶ月の頃、
主人がお盆休みをとって実家に帰省することになりました。
これなら、主人にお風呂入れてもらえるし、夜中にぐずっても大丈夫。
この機会を逃せば、あとは年末になってしまうし…よし！決定。

そして、断乳の日がやってきました。
shouに、「おっぱいバイバイだよ」と言って、
最後のおっぱいを吸わせようとしても、久しぶりのおばあちゃんちが楽しいのか、
あちこち遊び回って、おっぱいを見ようともしません。

「syouちゃん、もうおっぱい最後なんだよ、バイバイだよ」
「…」

なんだか私のほうが、おっぱい最後なんだ、とせつなくなってしまって、
ちょっと涙が出ちゃいました。

抱っこして、吸わせようとしたのですが、
おなかもすいていないのか、ちょっとくわえただけ。
結局、それが最後になりました。

その日、次の日は、夜中なかなか眠れないらしく、
ぐずって抱っこしてやっと寝かせ、また起きてぐずって、の繰り返しでした。
おっぱいがあげられないかわりに、いっぱい抱っこしてあげました。
私のおっぱいも、まだ出ていたので、一日一度は搾乳していました。

三日目の夜、とうとう、shouは夜中一度も起きませんでした。

結局一週間実家にいて、東京に戻り、
おそるおそるお風呂でshouにおっぱいを見せたところ、
くすくすっと笑って、ちょっと指でつまんだり、口に含んだりしましたが、
もう、吸うことはありませんでした。

こうして、shouはおっぱいにバイバイしました。
もともと離乳食もわりと食べるほうだったけど、
おっぱいやめてから今までの倍くらい食べるようになりました。
私のおっぱいのほうはというと、それから張ることは無かったけど、
絞れば出てくるという感じで、
全く出なくなるまでに2ヶ月くらいかかりました。

と同時に、見事にちーっちゃく、見る影もなくなってしまいました…(涙)。


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