リニューアル&移転オープンいたしました
2002年にオープンしたこのサイトも、もうすぐ9年目。出産・子育て・転職などなど、いろいろ慌しい中で、なかなか更新もできずにいましたが、ようやく落ち着いてきました。

URLも移転し、心機一転、またがんばりたいと思います。とりあえずは、記事を移転するのに精一杯で、中身まではなかなか見直しできていないのですが、数字データなども、今後は新しいものに替えて行きたいと思っています。月に一度は、更新できたらいいな・・・というのが目標です。

まだまだ、行き届かない点もあると思いますが、よろしくお願いいたします!

※素朴な疑問など、とりあげていただきたいテーマがありましたら、メールでご連絡くださいね!



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2011.07.19 Tuesday
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保険会社一覧




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2011.07.18 Monday
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無料相談窓口
illust3492thumb.gif自分なりにいろいろ考えてみたけれど、細かいところがよくわからない、また、やっぱり一度プロに見てもらいたい、理想のプランに対して、一番ピッタリな保険を紹介して欲しい・・・そんなときにご利用いただきたい、無料相談窓口をご紹介します。左側のメニューにもたくさん掲載していますが、中でもおススメのサービスを厳選してご紹介。


 どうして無料なの?→ズバリ、FPサービスどこがおススメ?

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ほけんの窓口



北海道から沖縄まで、全国最大級のネットワークです。その数200店舗以上!そのため、引越しなどで住む場所が変わっても、アフターサービスは万全。ネットで気軽に店舗検索、そのまま相談会の予約ができます。夜間の相談に対応している店舗もあり、仕事帰りでも気軽に相談できますね。


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みんなの生命保険アドバイザー



一押しなのがこちらです。登録しているFPの経歴やプロフィール、顔写真など、かなり詳しく掲載されています。得意分野などから検索することもできるので、自分に合ったFPが探しやすいと思います。また、一旦こういうサービスを利用すると、断りにくいなという感じがしてしまいますが、こちらの会社は、「ストップコール」というシステムがあり、紹介された保険代理店またはその担当者への要望、変更、無料相談の中止、個人情報の更新・削除の指示などを気兼ねなくすることができます。これなら、気軽に利用できますね。全国訪問してくれますし、提携しているショップも全国に40店舗以上あります。


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家計見直し.com



保険見直し相談サービスは、最近いろいろ増えましたが、こちらが一番実績が長い老舗です。相談実績はなんと16万件以上!提携ショップも全国に150店舗以上と豊富。また、こちらは電話だけでも詳しく相談できるので、面と向かっては聞きにくいことや、子育て中でなかなかゆっくり外出する時間が無い場合も大丈夫です。フリーダイヤルで平日21時までOK!


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保険マンモス



こちらは、Yahoo!と提携した、ネット保険診断が利用できるので、とても便利です。そこで見直しが必要と思ったら、そこで初めて相談を申し込んでもOKなのです。経験豊富なFPが多く、継続性・信頼性がとても高いと思います。また、それでも担当FPと合わなかった、という場合のために、「イエローカード制」というものが導入してあります。もし、担当FPよりしつこい勧誘があった場合はイエローカード受付メールから連絡することで、担当FPの変更、登録抹消等の措置をとってもらえます。また、この制度があることで、FPが意識して満足度の高いサービスの提供をすることができるのだそうです。



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2011.07.18 Monday
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ズバリ、FPサービスどこがおススメ?
以前、保険と言えば、知り合いから入るか、会社に出入しているセールスレディから入るか、自宅に訪問されて・・・というパターンのどれかでした。しかし、ここ数年の間に、保険の営業スタイルもかなり変わってきましたね。

規制緩和により、外資系や損保系など、保険会社もどんどん新規参入組が増えました。主婦向け雑誌では、記事だと思って読んでいたら実際は保険会社の広告だったり、テレビをつければ10分に一度は保険会社のCMが流れ、街を歩けば保険代理店を見かけ、と、それはもう、飽きるくらい、保険、保険です。

確かに、保険会社や保険の種類が増え、保険料も競争で安くなり、と、こちら側にとっては良いこともありますが、こう保険が増えすぎると、じゃあどうやって保険を決めてよいやら、わからなくなってしまいますよね。

誰もが、もっと自分の意思で、自分にピッタリの保険を見つけて欲しい、そのお手伝いをするために、このサイトはあるわけですが、私自身は、現在FPらしい活動はこのサイトくらいです。現在某保険会社で働いているため、アドバイスの中立性を維持する観点から、以前お受けしていたメールでの相談も、今はお休みさせてもらっています。

なので、信頼できるファイナンシャルプランナーと相談したい、でもどうやって探したらよいかわからない、という方のために、最近増えてきたFPサービス企業について書いてみたいと思います。

FPサービス企業には、大きくわけて二つあります。一つは、ショッピングセンターやビルの一室などに店舗を設けて、誰でも気軽に立ち寄れるようになっているショップ型、それから、ネットやコールセンターから申し込んで、登録しているFPを紹介してもらい、自宅などでじっくり相談することができる訪問型の二つです。

それぞれのサービスの特徴をいくつか挙げてみますね。

ショップ型は、そのショップそのものが保険会社の代理店となっています。メリットとしては、お買い物ついでに気軽に相談できる、店舗が開いている時間であれば、手続きなど素早く対応してもらえる、などがあります。ただし、対応してくれる方がすべてファイナンシャルプランナーの有資格者というわけではありませんので、じっくり相談したい場合は、事前に予約して、有資格者を指名していたほうがよいかもしれません。また、店舗の形態によっては、他の買い物客の目に触れることもあり、プライバシーが気になることもあるかもしれません。

訪問型は、企業そのものが代理店をしているわけではなく、代理店業務を行うファイナンシャルプランナー個人に登録してもらい、地域や相談内容に合わせて、FPをその家庭に派遣する、という形をとっているところが多いようです。事前に打ち合わせの上、自宅などに直接来てもらうことになりますので、そういうのはちょっと苦手・・・という方もいらっしゃるかもしれません。企業によっては、担当するFPを事前に指名できるサービスを用意しているところもありますので、事前にプロフィールなどがわかっていればちょっと安心ですね。

どちらのタイプでも、ほとんどは無料で相談をすることができます。でも、なぜ無料なのでしょうか。タダほど高いものはない、と言うように、後でものすごくお金を請求されるのではないか?何か落とし穴があるのではないか?と、不安になってしまいますが、大丈夫です。

ショップ型の場合は、保険に加入してもらえばそのショップに、保険会社から手数料が入る仕組みになっています。また、訪問型の場合は、担当したFPを通して保険に加入すれば、そのFPに手数料が入り、さらに、そのFP紹介会社は、登録しているFPから手数料をもらうことになっています。

要するに、私たちが保険会社に支払う保険料の中に、そういった手数料も含まれているということになります。でも、相談を受けても受けなくても、保険料は同じ。ならば、一度しっかり相談しないと、なんだかもったいないですよね。

収入が減って保険料を見直したい、家族が増えた、マイホームを購入した、身内が病気になったので自分の医療保険を最新のものに見直したい、というときには、利用しない手はない!と思います。

ですが、こういった企業もいろいろあるので、選べない・・・という方も多いと思いますので、私が個人的におススメのサービスをご紹介しますね。


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ほけんの窓口



北海道から沖縄まで、全国最大級のネットワークです。その数200店舗以上!そのため、引越しなどで住む場所が変わっても、アフターサービスは万全。ネットで気軽に店舗検索、そのまま相談会の予約ができます。夜間の相談に対応している店舗もあり、仕事帰りでも気軽に相談できますね。


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みんなの生命保険アドバイザー



一押しなのがこちらです。登録しているFPの経歴やプロフィール、顔写真など、かなり詳しく掲載されています。得意分野などから検索することもできるので、自分に合ったFPが探しやすいと思います。また、一旦こういうサービスを利用すると、断りにくいなという感じがしてしまいますが、こちらの会社は、「ストップコール」というシステムがあり、紹介された保険代理店またはその担当者への要望、変更、無料相談の中止、個人情報の更新・削除の指示などを気兼ねなくすることができます。これなら、気軽に利用できますね。全国訪問してくれますし、提携しているショップも全国に40店舗以上あります。


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家計見直し.com



保険見直し相談サービスは、最近いろいろ増えましたが、こちらが一番実績が長い老舗です。相談実績はなんと16万件以上!提携ショップも全国に150店舗以上と豊富。また、こちらは電話だけでも詳しく相談できるので、面と向かっては聞きにくいことや、子育て中でなかなかゆっくり外出する時間が無い場合も大丈夫です。フリーダイヤルで平日21時までOK!


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保険マンモス



こちらは、Yahoo!と提携した、ネット保険診断が利用できるので、とても便利です。そこで見直しが必要と思ったら、そこで初めて相談を申し込んでもOKなのです。経験豊富なFPが多く、継続性・信頼性がとても高いと思います。また、それでも担当FPと合わなかった、という場合のために、「イエローカード制」というものが導入してあります。もし、担当FPよりしつこい勧誘があった場合はイエローカード受付メールから連絡することで、担当FPの変更、登録抹消等の措置をとってもらえます。また、この制度があることで、FPが意識して満足度の高いサービスの提供をすることができるのだそうです。

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次に、有料のFPサービス企業についてです。こういう企業は、保険販売による収入を得るために、サービスでFP相談を受ける、と言うのではなく、あくまでも、「FP相談業務」で収入を得ているのです。つまり、メインの売り物は保険ではなく「FP相談業務」そのものなのです。なので、やはり無料の相談に比べれば、その内容の充実度は素晴らしいです。また、保険だけではなく、家庭のトータルマネープランニングまでしてもらえますので、安心感が違います。無料のサービスを受けてみたが、どうしても満足できないという方には、こちらのほうがおススメです。

HIA住まいと保険と資産管理
私がまだ、セールスレディをしている頃、ネットで社長の白鳥さんのことを知りました(当時はまだ会社を立ち上げる前でした)。FPとしての自分に悩んでいるときにメールでアドバイスをいただいたり、その考え方にとても共感し、尊敬している方なのです。今では全国規模のFPサービス企業として、マスコミなどでも紹介されています。こちらだったら、安心してご相談できると思います。



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2011.07.18 Monday
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作り方5 プランニングシートを活用
illust2058_thumb.gifさて、なんとなーく、あなたの理想の保険のイメージがまとまってきたことでしょう。このシートを印刷し、実際に数字に書いてみて、イメージを現実化してみてください。ちょっと面倒かもしれませんが、頭の中だけではなく、数字に書くことが大事です。
プランニングシート・印刷用ページ


書き込んでみたら、そのシートをもとにして、保険会社に資料請求をするなどして、あなたの理想に近い保険を探してみてください。

資料請求も、保険会社それぞれに問い合わせるのは大変ですから、こういった一括資料請求サービスを利用すると簡単です。ネット上での比較もできますから、必要なものだけを選んだらよいと思います。


illust2068_thumb.gif外資系大手のソニー生命・メットライフアリコ、アフラックなどはもちろんのこと、明治安田生命・フコク生命・太陽生命のほか、住友生命と三井生命のグループであるメディケア生命など、国内生保も扱っています。また、ライフネット生命やネクスティアなど、最近話題のネット生保も同時に資料請求できますので、保険料などを比較してみてください。


こども向けの保障でイチオシの、全労済・都民共済などはこちらから資料請求できます。
 →保険スクエアbang!

資料請求しても、パンフレットが複雑で、どこがいいか結局わからない〜!という方は、ファイナンシャルプランナーに相談することをおススメします。全国に200店舗以上ある保険市場なら、近所のショッピングセンターでお買い物のついでに、気軽に立ち寄ることができます。プランニングシートと現在の保障内容がわかるものを持参すると、スムーズに相談できると思います。土日などは待ち時間が発生することもありますので、事前の予約をおススメします。




illust2271_thumb.gifもし、近くにお店が無い、小さな子供がいるのでゆっくり相談できそうに無い、保険証券などを家の外に持ち出すのは不安・・・という方は、自宅にファイナンシャルプランナーに来てもらう、という手もあります。相談前に、どんなFPが担当してくれるのか、ネット上で事前に確認できるほうが安心。どんな経歴で、どんなポリシーで、どんな保険会社を取り扱っている方なのか、もちろん写真つきで確認でき、指名までできるサービスがこちらです。



みなさまがどうか、安心して納得できる保障に加入できますように!

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2011.07.18 Monday
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作り方4 シングルの保険
独身の方に保険をオススメすると、保険は結婚してから…という声をよく聞きます。

「どうせ自分が死んでも、誰も困らないし…。」

illust4032thumb.gif確かに、悲しむ人はたくさんいても、金銭的に困る人はいないかもしれませんね。でも、病気になった時、体が不自由な状態になった時、少しでも親に迷惑をかけないために、最低限の保障はしておきたいものです。あなたをここまで大切に育ててくださったのだから。

それから、将来の大事な家族のためにも、保険の基礎を固めておきましょう。いざ、結婚して、家族を守るために保険に加入しようとしても、それまでに病気をしたりしていれば、新たな保険の加入が難しくなる場合があります。


若いこの時期というのは、保険の基礎を築く上でとても大事なとき。病気の心配や経験も少ないから、診査も簡単にすむことが多いし、終身タイプの保険料は、加入したときの保険料がずっと続きますので、若い時に加入しておけば、あとあと保険料が安く済むので楽なのです。

illust4204thumb.gifただ、独身時代は、一番貯金ができる時代でもあります。たくさん保険料を払いすぎて、結婚資金すら貯まらない、というのは本末転倒。特に、社会人になってすぐの頃は、保険会社からの営業攻撃がすごいので、よく内容を理解しないまま契約してしまい、無駄な保険料を払っている可能性大です。適切な保険料で、一番自分に合った保険を、ちゃんと考えてみましょう。


とりあえず用意しておきたいのは、

1 お葬式代
2 一時金
3 医療保障

の3つです。一つずつ見ていきましょうね。

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1b.gifお葬式代

まだまだ若い…そう思っていても、早かれ遅かれ、万一のことは誰にでも起り得ます。基本的に、葬儀費用は、年齢・性別にかかわらず、いつ亡くなっても必要になるものですね。死は誰にでもやってくるものですから、「必ず必要なお金」とも言えると思います。(自分のお葬式はしなくていい!という人も、その旨遺言としておかないと、遺族に意志が伝わっていなければ、やっぱりお葬式はすると思います)。

だいたい300万円もあれば、遺族に迷惑をかけることなく、立派なお葬式があげられます。これに一番適した保険は「終身保険」です。何歳で亡くなっても確実に支払われます。途中で解約しないという前提であれば、損をすることもほとんどないでしょう。

それに、終身保険は、これから先においても、必要な保障のベースとなる保険です。遺族の生活費や医療への備えは、健康で長生きすれば、もしかしたら必要ないものになるかもしれませんが、死は必ず訪れるものだから、それに対しての備えは、どんな形であれ、必ず必要となるのです。

illust3470thumb.gifただし、終身保険は保険料が高いです。多めに準備する必要はありません。多くとも300万円程度加入しておけば十分だと思います。現在は特に予定利率が悪いので、500万円も1000万円も加入するのはオススメできません。保険料負担も大きくなります。足りなければ、あとあと予定利率が良くなってから追加で加入したり、預貯金で補ってもよいのです。


大事なのは、今、保険でも預貯金でも、最低限のお葬式代を用意しておく、ということです。また、葬儀費用としての準備ですから、途中で解約することを前提としないので、積立利率変動型終身保険や、変額終身保険を利用するのも良いと思います。こういった変額型の保険は、予定利率が一定では無く、保険会社の実績によって、保険金額や解約返戻金が上下するのですが、万一のことがあった場合は、きちんと最低限保障されており、なおかつ普通の終身保険よりも単価が安くなっています。

また、保険料の払込期間は、できるだけ定年のときに合わせましょう。長くすると、月々の負担は少しだけ減りますが、結局支払う保険料の総額は多くなってしまいます。短すぎても、月々の保険料が高くて、結局続けられなくなってはいけません。

illust2271_thumb.gifもしすでに、定期保険特約付き終身保険(定期付き終身)の更新型に加入してしまっている場合。最近の定期付き終身は、主契約となる終身保険がすごく少なく設定されている場合がほとんどだと思います。多くても100万、200万円でしょう。そのほうが安いから、若い世代には勧めやすいのです。そういう場合は、定期保険特約や医療特約をすべて解約すると、終身保険のみのシンプルな保障になります。恐らく保険料は1000円から2000円くらいになると思いますので、そのまま葬儀費用としてとっておいてOK。保険料に余裕ができれば、後から、300万円くらいまで増額すればいいのです(ただし保険会社の規定により、できない場合もあります)。特に友人セールスマンとのお付き合いで加入している場合、すべて解約してしまうより、主契約だけ残して減額するほうが、私の経験上、カドがたちません(笑)。

注意したいのが、少し前からはやりの、終身移行タイプの保険に加入している場合。これは、主契約が終身保険ではなく、生存保険というものです。生存保険は、満期時に生きている場合のみ保険金が支払われます。つまり、死んでも一円も出ないということ。だから、必ず死亡しても支払われる定期保険特約とセット。

このタイプは主契約だけを残すということは出来ませんし、また、満期まで持っていても、いったいいくらの保険金になるのか、はっきりとはわかりません。設計書には書いてありますが、確定ではないのです。10年など、更新ごとに利率が変動してしまうからです。契約や見直しの際には、十分な検討が必要。お葬式代だけ準備すればいい場合には、適切ではありません。

お葬式代準備のポイント

・終身保険を利用する

・保険会社倒産のリスクもあるので、最低限必要な保障だけを準備する
・積立利率変動型終身保険や、変額終身保険も視野に入れる
・保険料払込期間は、定年に合わせる



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2b.gif一時金
通常、誰かを養っているわけではない限り、多額の保険金を残す必要はありません。特にシングルの場合はそうだと思います。

illust371_thumb.gifただ、私は独身の時にも、ある程度の死亡保障を準備していました。なぜかというと、私の父のため。私の母がすでに他界していたので、もし私が早くに死んでしまったら、残された父の老後の生活がどうなるかと思うと不安だったからです。一人暮らしの老人に、お金があるかないかでは安心感が全然違うと思います。私には弟もいますが、男の人は仕事が大事だから、なかなか親の老後の面倒は見るのは難しいでしょう。弟のお嫁さんに頼るわけにもいかないし。これは、父がそう希望したわけではなく、私が勝手に思ったことなので、全ての人に当てはまるわけでは当然ありません。

illust1004_thumb.gifまた、私のかつてのお客様の中には、女手一つで自分を育ててくれた母親に、お金を残したいという人もいました。父親は若いときにガンでなくなったので、保険の重要性もよくわかるから、ということでした。他には、苦労して大学まで出してもらったのだから、せめてかかった学費分くらいは親に残したい、という人もいました。


必要な保険が一人一人によって違う、というのは、こういった気持ちの問題によるところも大きいのです。例え独身であっても、個人個人の不安点や、お金を残したいという希望満たすためには、必要な保障は違ってきます。これは、セールスレディやファイナンシャルプランナーがどうこう言う問題ではなく、あなた自身で考える、価値観の問題。あなたにとって必要な保障、残しておきたい保障を、ゆっくり考えてみてくださいね。

あと、死亡保障というと、「死んだときに出る」とだけ思っている人が多いですが、実はそうではありません。通常、死亡保険金は、「高度障害状態」になった場合にも出ます。どういうときかというと、「両目を失明した」とか、「下半身不随になった」とかの場合です。

illust401_thumb.gif公的年金をしっかり払っていれば、このような状態になったときには、国から「障害年金」が支給されます。ただし、金額は月に13〜14万円程度。本当に生きていくだけの金額です。親と一緒にいればそれでも良いかもしれませんが、年をとって、親の方が先に亡くなってしまったら、ちょっと不安な金額です。また、車椅子生活になった場合に、住宅をバリアフリーに改造したりするのにも、それなりのお金がかかります。心配だと思う方は、保険で準備してもいいのかもしれません。

こういった保障を準備するには、10年程度の定期保険が良いでしょう。シングルのうちは、将来のライフプランも何も立てられませんので、見直しがしやすく掛け金が安い定期保険が一番。今はおすすめできませんが、もう少し予定利率が良くなれば、貯蓄をかねて養老保険でもいいかもしれません。

一時金準備のポイント

・定期保険を利用する

・残したい保障、高度障害の保障の必要性を考えてみる


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3b.gif医療保障
万一のときのことはなかなかピンときませんが、医療保障となるとなんとなくイメージがわきますね。例え若くても、怪我や事故の危険はもちろんあります。

illust4198thumb.gif仕事ができなくなって、有給休暇を使い切ってしまっても、クビにさえならなければ、最長で1年半は、だいたい月給の6割の収入は社会保険から保証されています。が、特に一人暮らしであれば、その間の家賃なども普通通りかかるわけですので、治療費を考えれば足りなくなる可能性大です(預貯金が十分にあれば、必要ない場合もあります)。

入院の必要の無い軽度の骨折や脱臼などであれば、それだけで5〜10万円もらえるような便利な商品もありますので、スポーツ好きな人は検討の余地アリですね。また、生命保険でなくても、傷害保険で準備するという手もあります。病気での入院は対象になりませんが、怪我に限定されている分、掛け金が断然安いですので。

illust326_thumb.gifけれど、若くても独身でも、病気の可能性ももちろんあります。ガンや脳血管疾患など、手術が必要でなおかつ高度な医療を必要とする場合は、集中治療室など個室に入りますので、差額ベッド代を1日一万円としても、10日入れば10万円。健康保険適用以外の費用が負担になります。

例をあげると、胃がんで33日入院、胃の全摘出手術を受けると、自己負担は40万円以上。くも膜下出血で77日間入院した場合は、100万円を超えると言われます。最近増えているのが、心の病。完治が難しく、入院が1年以上に及ぶ場合もあります。

また、このような大きな病気を患った場合、仕事に復帰しても今まで通り働けるかはわかりませんし、保険に加入すること事体難しくなります。そう考えると、貯金をとりくずして医療費に当てるのは心もとないですよね。

また、これから医療費制度が変わっていくにつれ、負担が増えることはあっても、減ることはないと思われます。できれば、一日当たり1万円程度の入院保障が欲しいところです。

通常、手術に関しては、入院給付日額の、10〜40倍が支払われる場合が多いようです。先ほどの胃がんで33日入院の例だと、一泊二日から支払われる保険に加入していたとして、入院33万円、手術40万円が支払われますので、合計73万円の給付。これなら医療費も生活費も大丈夫でしょう。貯金をとりくずすこともありませんね。

最近人気なのがガン保険です。少なくとも、日本人の3人に1人はガンにかかる時代ですので、若いからと言って、決して他人事ではありません。身内にガンにかかった人がいれば、なおさら心配のことと思います。ガン保険は、解約金や死亡保障のほとんどないタイプだと、かなり割安な保険料で加入することができます。若いときに加入すれば、保険料も月々1000円台のものからあるでしょう。

illust2169_thumb.gifできれば、保険料が一生変わらないタイプを選ぶこと。10年更新などのタイプだと、年齢が上がってガンの危険が増えるにつれ、保険料も倍増していきます。また、保険期間はできるだけ一生涯にしたいですね。高齢になればなるほど、病気になる確率は高いものです。老人医療の制度も、年々負担が増大する傾向にあります。介護してくれる人のことを考えても、医療費くらいは自分で準備しておきたいですよね。

ただし、保障は一生涯でも、保険料の払込は、できるだけ60歳の定年までに押さえたいもの。単品の医療保険に関してはそれが可能ですが、生命保険の特約として医療保障をつけている場合、80歳まで保障を続けたいと思うと、生命保険の払込満了時に、一括してその後の特約保険料を納めるか、分割して年払にする必要があります。いくらぐらいになるのか、生命保険会社に確認してみて、とても払いきれないような金額であれば、見直しを検討する必要があります。

とにかく、この医療保険の分野は、様様な保険会社が、いろいろ新しい商品を開発している真っ只中です。目移りすることも多いかもしれませんが、基本は入院・手術の備え。あれこれ欲張らず、本当に必要なものだけを選びましょうね。

医療保障の準備のポイント
・できれば一日当たり5000円〜1万円の入院保障を
・保障は一生涯、保険料支払いは定年までに終える
保険料は一生変わらないタイプを選ぶ



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では、ここで少し整理してみましょう。

必要な保障必要な期間必要な金額適した保険
お葬式代一生涯200〜300万円終身保険
一時金結婚するまでケースバイケース定期保険
医療保障一生涯

一日5千円程度

医療保険、医療特約


となりますね。あとは、それぞれにぴったりの保険をプランニングするだけ。
一つの保険会社で、ちょうどよい金額が準備できるのにこしたことはないのですが、無理に一つにまとめる必要はありません。20代なら、最低限必要なお葬式代+医療保障で月々5000円程度の保険料ではないでしょうか。あとは、貯金をするなり、安心のために保障をプラスするなり、自分で考えてみましょう。

考えがまとまったら、プランニングシートへ。

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2011.07.18 Monday
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作り方3 こどもの保険
illust949_thumb.gif子供の保険、というと、一番に思い浮かべるのは、「学資保険」ではないでしょうか。学資、という名前の通り、教育費を準備することができる、貯蓄性の高い保険です。他には、「こども保険」というものがあります。これは、貯蓄性もあるが、同時に保障もかねている、というもの。あと、貯蓄性を全くはぶいて、保障だけにした掛け捨ての共済があります。各種共済組合などで用意できます。

まとめてみました。

種類目的取扱
学資保険教育費準備がメイン生保会社各社・郵便局
こども保険貯蓄性・保障性は半々生保会社各社
こども共済等医療保障メイン共済組合等

子供が生まれるとまず、保険をどうしようか、と悩みますね。これが、ほんの少し前までは、何も悩む必要が無かったんです。何しろ、予定利率がものすごく高かったので、学資保険にとりあえず入っておけば、何十万円も簡単確実に増えたものです。それに医療特約でもつけておけば、病気や怪我も備えることができたし。

しかし、今は違います。予定利率は最悪です。貯蓄目的で保険に入る時代ではない、というのは、パパの保険、ママの保険でもいっしょでしたよね。

では、それぞれの保険のメリット・デメリットについて、一つずつ、見ていきましょう。

1b.gif学資保険

多くの保険会社で取り扱っている保険です。教育費の準備がメインの目的で、15歳満期、18歳満期、22歳満期の他、大学入試前に満期が来る17歳満期というのを用意している保険会社もあります。また、満期時に一括してお金を受け取るものと、小・中・高の入学時などと満期時と、数段階にわけて受け取るものがあります。 

教育費を少しでも有利に増やすのが目的だったこの保険、はっきり言って、今加入しても、ほとんどの保険会社では、お金は増えません。というか、減りこともあります。予定利率が低すぎるからです。実際、見てみるとよくわかると思います。

ちょっと前のデータですが、参考になるでしょうか。国内大手生保2社、外資系1社、郵便局と、合計4種類の商品で、実際に設計書を作ってもらいました。予想以上に増えないのにビックリ…。
(契約者男性30歳、男児0歳、18歳満期で、一番安くはじめられる契約金額からの例)

 月々の保険料総払込保険料総受取保険金返戻率
国内N社6675円約136万円約126万円約92%
国内D社9918円約214万円約200万円約93%
郵便局2390円約51万円約50万円約98%
外資S社4410円約89万円約100万円約112%

と、このような感じです。

これは平成14年3月の時点の保険料なので、それ以降加入する場合、予定利率が変更になっていれば変わります。また、契約者や子供の性別・年齢によって変わりますし、医療特約や育英年金をつければまた高くなります。一つの目安と思ってください。

国内生保及び郵便局は、現時点では元本割れしていますが、今後景気が良くなれば、配当金がつく可能性もないとは言い切れません。(決して配当金をあてにはできませんが)

一つ注目したいのは、外資系S社、ソニー生命です。配当金の少ないタイプですが、ここだけは増えます。また、最近人気が出てきたのが、がん保険で有名なアフラックが発売した、夢みるこどもの学資保険です。返戻率もソニー生命に負けませんし、大学入学後の学資金を毎年受け取れる、というのがなかなか便利。考えてるな〜と思います。


illust2547_thumb.gifこういった外資系の学資保険は、銀行で積み立てるよりもいいです。ただ、デメリットもあります。途中で解約した場合は、大きく損をするということ。もし仮に、今後数年間の間に景気が飛躍的に向上し、有利な金融商品やどんなに増える保険ができても、解約して他の保険にかけかえては損になりますから、我慢してとっとかなくてはいけないんです。また、保険会社にも倒産のリスクはありますから、そうなると大幅に減る可能性もあります。

ところで、貯蓄目的なのに、学資保険が元本割れする学資保険が多いのはどうしてなのでしょうか?それは、「貯金」ではなく「保険」だから。保障が組み込まれている分、保険料が入っているからですね。この保障は、被保険者(=こども)の保障と、もう一つは、契約者(=パパ)の保障のことを指します。

illust1343_thumb.gif普通の生命保険は、被保険者(保険をかけられている人)が亡くなった場合に、死亡保険金が支払われます。学資保険の場合は、被保険者(=こども)が亡くなった場合は、死亡保険金が出るタイプと、それまでに払った保険料の分だけが戻ってくるタイプの2種類があります。つまり、子供の死亡保障がついているか、いないかということですが、ついていない場合のほうがもちろん保険料は安いです。

また、契約者(保険をかけている人)つまりパパが亡くなったときに、残りの保険料を免除するというおまけがついていますし、さらに、育英年金という特約をつけておけば、学資金だけでなく、年60万円とか、あらかじめ設定しておいた年金が、満期まで毎年もらえる。パパが生きていても、万一のことがあっても、教育費だけは心配ない、ということになるわけですね。

illust424_thumb.gifただ、必ずしもそれが必要か、というとそうでもない。パパに万一のことがあっても、パパもしっかり保険に入っていれば、それで教育費もまかなえます。それに、学資保険だけで教育費の全てを準備するわけではありませんので、それなりに貯金もしているはず。絶対に学資保険に入らなければ、ということはありませんので、今は様子をみたほうがよいと私は思います。その分、積立などできちっと貯金していけばいいのですから。

それでもどうしても、お守り代わりに入りたい、という場合もあるでしょう。元本割れするとはいえ、9割以上の払込保険料が戻ってくるのだから、銀行積み立てだとどうしても貯まらない、という人にも向いているかもしれません。私は、今となっては少しは入っておけばよかった・・・と思っている一人(笑)

illust3484thumb.gifまた、もしある程度まとまったお金があれば、契約時に保険料をまとめて払うことで、多少割引が効いてお得になります。その方法として、「一時払い」と「全期前納」の二種類があります。おすすめなのは、「全期前納」。満期になる途中に、契約者(=パパ)に万一のことがあったり、高度障害になって保険料支払いが免除になった場合に、その時点以降の、残りの期間の保険料が戻ってくるからです。

また、18年分全部払わなくても、半年分、1年分、数年分だけでもまとめて払うと、少しはお得になります。前納割引というものですが、これは保険会社によって割引率や取り扱いが異なりますので、確認してみてください。

そのほか注意点として、二つ。

一つは、満期受取の時期をよく確認してから加入すること。一番お金のかかる大学入学時に間に合わなければ、意味はありません。

もう一つは、契約者(=パパ)の誕生日に気をつけること。国内生保の場合は、誕生日から半年過ぎると、契約年齢が1歳上がって保険料が高くなります。簡保の場合は、4月の新年度になると1歳上がります。外資系は実年齢で計算されることが多いようです。保険料を押さえたいなら、少しでも年齢が若いうちに契約すること。

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2b.gifこども保険
学資保険と似ていますが、ちょっと違います。学資保険は普通、生まれてすぐか、遅くとも小学校入学前までに加入することが多いですよね。こども保険は、その時期に加入しなかった、小学生から中学生くらいの子供がターゲットの商品です。

学資保険との違いは、子供の死亡保障がしっかりついていること。養老保険と定期保険の組み合わせで構成されるパターンがほとんどですので、500万、1000万と、子供にしては高額の保障になります。ただ、子供の死亡に備えるなんて、親としては考えたくないし、保険金をあてにするようなこともありませんよね。この部分は無駄だと思います。

じゃあ、貯蓄性が高いかというと、そうでもない。3年や5年ごとなど、定期的に祝い金がでますが、予定利率が最低なのはどの保険も一緒ですし、払った以上に増えるなんてことはまずありません。つまり、保障は無駄、貯蓄性も良くない、と、中途半端な保険なのです。

これに入るなら、早めに300万くらいの終身保険に入れておくほうがよっぽどましだと、個人的には思います。

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3b.gifこども共済
共済は安い、という話をよく聞くと思いますが、共済って何?と聞かれると、イマイチわからないことが多いものです。

共済とは、国の認可を受けて相互扶助を目的に、保険事業を行う非営利団体のこと。JA共済、全労済、都道府県民共済、CO-OP共済の4大共済が代表的なものです。非営利ですので、事業運営のために、組合員になって出資金を払うのが契約の条件。

組合員?出資金?なんて聞くと、ちょっと加入を尻込みしてしまいますが、中身はとても充実しています。子供向けの共済をちょっと見てみましょう。

 CO-OP共済
たすけあいジュニア18コースJ1000円コース
全労済こくみん共済
キッズタイプ
都道府県民共済

生命共済 こども型
加入者数(全体)538万人1390万人1600万人
加入年齢0歳〜満18歳0歳〜満14歳(満18歳まで継続可)0歳〜満18歳
掛け金1000円900円1000円
割戻金約19%(平成17年度)約36%(平成16年度)約31%(平成17年度)
入院日額6,000円日額5000円 日額5000円
保障日数1日目から360日1日目から365日1日目から360日
長期入院36万円(270日以上)  
手術5・10・20万円 2・5・10・20万円
ケガ通院日額2,000円日額2,000円日額2,000円
骨折等 一回50,000円 
病気重度障害  200万円
事故後遺障害14〜350万円8〜180万円8〜200万円
交通事故後遺障害14〜350万円12〜270万円12〜300万円
重度障害割増  一回50万円
先進医療   最高50万円
介護  200万円 
事故死亡150万円400万円400万円
交通事故死亡150万円600万円500万円
病気死亡100万円200万円200万円
親死亡4万円 30万円50万円
親事故死亡100万円350万円350万円
個人賠償責任最高1億円(毎月100円保険料プラス)最高100万円最高100万円
・事故、交通事故死亡には重度障害を含む
・骨折等には腱の断裂、関節の脱臼を含む
・平成19年1月現在の内容、その後変更の可能性あり
加入の方法生協を通して加入。引越しなどで生協が変わる場合は、速やかに移転手続きをしないと保障が切れる。直接申込書を送付するか、銀行・コンビニなどで加入。直接申込書を送付するか、銀行などで加入。
給付金の請求生協の担当者がその場で手続きをしてくれる。郵送ではないので、支払いが比較的早い。電話で書類を請求、手続き書類に記入して送付。記入ミスなどがあるとやり取りに時間がかかることがある。電話で書類を請求、手続き書類に記入して送付。記入ミスなどがあるとやり取りに時間がかかることがある。
特徴入院が一日目から出る。個人賠償責任の額が多い。「ぜんそく」「そけいヘルニア」「斜視」「心理的発達の障害」など既往症があっても、条件付で加入できる場合がある。入院・通院を問わず、骨折などで一律5万円が出る。交通事故の保障が多い。介護を要するときにも死亡と同額の保障が出る。健康保険が適用されない先進医療の技術料の自己負担分も限度額の範囲内で出る。
コメント担当者が必ず顔を出してくれるという安心感もあり、生協を日常的に利用する人には手続きなどがとても便利。入院が一日目から支払われるのも安心。個人賠償責任も、掛け金100円の追加で最高1億円、家族全員保障してくれるのでありがたい。条件付の加入が認められているのが親切。ただし、生協の組合員でないと加入も継続できないので、各生協によって異なる出資金が必要となる。子供に多いちょっとした骨折や脱臼の場合に、入院しなくても一律5万円もらえる点がポイントが高い。ただし、手術保障無しとなっているのが残念。こくみん共済には、他にも0歳から加入でき、将来終身医療保障もプラスできる医療共済がある。毎月100円の出資金が必要。先進医療の保障や、重度障害割増など、大きな病気をした場合にはとても安心できる共済。入院保障が一日目からに改定されたのもうれしい。都道府県によって若干保障内容に差がある。


illust181_thumb.gifなかなか充実した内容でしょ?しかも、家計に優しいお手軽な掛け金。さらに、通常は毎年割戻し金があります。割戻し金とは、毎年決算時期に、予想より入院や死亡が少なくて、集めた掛け金が余ったりして、剰余が発生した時に、契約者に返すお金。例えばこくみん共済なら、この割戻金が毎年掛け金の3割ほどにもなるのですから、実質的な負担はもっと安くなります。

生協の場合は、出資金がやや高めですが、すでに食品などで生協を利用している場合は、新たに出資金を払う必要はありません。また、加入している生協によっても、出資金の額が異なりますので確認してみてください。
(関東の方なら、生協の宅配パルシステムがおススメです。子供が小さい間は、個別配達手数料なども無料ですし、食材の安全性にもかなり意識している生協で、私も関東にいたときはお世話になっていました。安全性も重視したいけど、もっと安くて幅広い商品が欲しい、という場合はコープネット事業連合がおススメです。)

それと、共済の良いところは、保障が随時見直しされることです。終身タイプの保険ではないので、不安だと思われる方も多いかもしれませんが、逆に、毎年更新をすることで、より良い内容の保障に、自動的に変更されます(もちろん、新たに診査を受ける必要はありません)。例えば、全労済のキッズタイプの場合、従来は、入院は5日目から保障だったのですが、2007年4月の制度改定で、1日目から保障されるように変わりました。以前から入っていた人も、自動的に改定されます。一度契約したらずーっとそのまんま、という更新の無い保険との大きな違いですね。

illust65_thumb.gif共済に共通して特徴的なのは、個人賠償責任がついていること。これはどういうものかというと、例えば、買物途中に子供がお店の高価なものを壊した、とか、けんかしてよその子供に大怪我させた、とか、ボール遊びをしていて高級車に傷をつけた、とか、賠償責任が発生した場合、その損害賠償請求金額に応じて支払われるというもの。

つい最近、子供が学校のグランドでサッカーボールをゴールに向かって蹴ったところ、学校の外に飛び出してしまい、それをよけようとしたバイクの方が転んで、結果的に亡くなられたという、悲しい事故がありました。この場合、裁判で子供に過失があるとされ、保護者に賠償責任があると判決が出ました。金額は1500万円。(2011年7月の時点で少年側が控訴)

亡くなられた方のご遺族の気持ちをお察しすると辛いです。しかし、違法な行為をしていたわけでもないのに、未成年である小学生に過失があるとされ、事故が直接の死因ではないのに、因果関係があるとされ・・・子供を持つ親としては、ちょっと厳しすぎるのでは、とも感じます。が、現実の判決です。お金でご遺族の気持ちが救われるわけではありませんが、何もできないよりは・・・わずかの掛け金で備えられるのであれば、迷わずおススメしたいです。

CO-OP共済の場合はオプションになっていて、月100円プラスしないといけませんが、たった100円で、一家全員の賠償責任が保障されるのです。実は我が家も、三男がこれに加入しているんですが、パパが誤って他の方の車に傷をつけてしまい・・・無事、補償してもらえて一安心でした。

JA共済にも同じような商品がありますが、細かく見ると内容が違いますので、よく確認してみてくださいね。

資料はこちらから請求できます。
 → コープ共済 
 → 全労済・都民共済はこちら 

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4b.gif積立利率変動型終身保険
最近外資系がよく勧めるのが、ママを被保険者にして、15年くらいで払い終わるような積立利率変動型終身保険に加入し、学資資金が必要になったときに、とりくずす、というもの。もし学資金が必要なければ、そのままママの終身保険として続ければ良い。途中でママに万一のことがあった場合も、保険金がおりる。

illust2098_thumb.gif…ということなんですが、今後景気が良くなれば、悪い商品ではないと思います。ただ、私は、目的があいまいな保険というのは、あまり好きではありません。学資なら学資、というほうが好き。それに、今の予定利率のままだと、払込終了直後に取り崩しても、元本を割っています。必ず予定利率が上昇する、と考えて契約しても、ちょっと不安が残るものです。ちょっと上級者向きの保険かなあ、という気がします。

保険はあくまでも、ご自分の管理できる範囲内で契約しましょう。
あなた自身の財産なのですから。

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以上、子供の保険についていろいろ見てきました。

結論としては、

・医療保障は、一番手軽で保障も厚い共済を利用
・学資金の準備は、基本的には預貯金で、どうしても貯められない人や、まとまったお金がある人は学資保険を利用する

といったところでしょうか。

あ〜ほんと、学資保険入っておけばよかった・・・(意志が弱くて貯められない私!)



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2011.07.18 Monday
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作り方2 ママの保険2 必要保障額とその準備
さて、女性の保障の必要性をいろいろ考えてみましたが、今あなたは、どんな保険に加入していますか?気ままな独身時代に加入している場合、勧められるがままに、死亡保障がたっくさんついた、結構無意味な保険に加入している場合が多いものです。どうしてか、というと、セールスレディにとって、一般的には、死亡保障の大きさがそのまま成績に反映するからなのです。

また、逆に、男性と違って、なーんにも入っていないという人が多いのも女性の特徴。掛け捨ての保険に抵抗がある方も多いでしょう。それなら貯金をしたほうがマシ!なんて。でも、それじゃあこれから先が心配。専業主婦になると、定期的な健康診断などを受ける機会が減りますから、気が付いたら即入院、なんてこともありえるのです。

では、具体的に、必要保障額と、その準備にぴったりな保険を考えていきましょう。 基本的には、パパの保険と同じですが、専業主婦の場合は、定期的な収入による家計貢献がないので(と、仮定して)、遺族の生活費はそこまで考えなくていいと思います。

1 お葬式代
2 養育費
3 医療保障

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1 お葬式代

これについては、パパの保険とほぼ同じ考え方でよいと思います。もう一度、説明しておきますね。

illust3236thumb.gif万一のことがあったら、悲しむひまもなく、すぐにお通夜、お葬式をしなくてはなりません。地域にもよりますが、だいたい300万円もあれば、立派なお葬式があげられると思います。お墓を建てるならプラス200万円〜500万円くらい。宗教によって異なりますが、仏教の場合は、戒名や初七日、初盆、一周忌など、その都度数万円〜数十万円の支出となります。お香典などの収入もありますが、香典返しなどの費用もかかりますので、とっておきましょう。

基本的に、葬儀費用は、年齢・性別にかかわらず、いつ亡くなっても必要になるものですね。死は誰にでもやってくるものですから、「必ず必要なお金」とも言えると思います。(自分のお葬式はしなくていい!という人も、その旨遺言としておかないと、遺族に意志が伝わっていなければ、やっぱりお葬式はすると思います)

この、葬儀費用の準備に一番適した保険は「終身保険」です。例え80歳でも90歳でも100歳でも、何歳で亡くなっても、確実に支払われます。途中で解約しないという前提であれば、損をすることもほとんどないでしょう。

ただし、終身保険は、保険料の単価が高いです。多めに準備する必要はありません。300万円程度加入しておけば十分だと思います。現在は特に予定利率が悪いので、500万円も1000万円も加入するのはオススメできません。足りなければ、あとあと予定利率が良くなってから加入したり、貯金で補ったりしてもいいのです。今現在それなりの貯蓄があれば、急いで加入する必要も低いと言えます。

大事なのは、今、何かあっても困らないよう、保険でも貯蓄でも、最低限のお葬式代を用意しておく、ということです。現在保険に加入している方の見直し方法としては、もし、予定利率の良い時代に契約した終身保険であれば、保険料の許す範囲でとっておいても良いでしょう。ただし、契約している保険会社が倒産した場合は、大きな損をする可能性もあります。無事ならばメリットも大きいですが、それなりにリスクをかかえていると思っていてください。

また、予定利率があまりよくない時代に加入したものでも、少なくとも今よりは若いときに加入しているのだから、100万円あたりの保険料を計算し、かけかえるより割安であれば、必要な額、300万円程度まで減額してもいいと思います。100万円あたりの保険料の単価がわからないときは、保険証券の<主契約>終身保険保険料と書いてある部分を、保険金額で割り、100を掛けると計算できます。

例 <主契約>終身保険 保険料 4500円 保険金額 300万円 となっている場合は、
4500円÷300×100で、1500円が、100万円あたりの保険料単価となります。


もし現在、定期保険特約付き終身保険(定期付き終身)の更新型に加入している場合は、定期保険特約や医療特約をすべて解約すると、終身保険のみのシンプルな保障になります。その上で、終身保険を葬儀費用程度まで減額すると良いでしょう。予定利率の良いときに加入している場合は、新しくかけかえるよりもこのやり方がお得です。(保険会社によっては、この取り扱いができない場合もあるようです)

また、葬儀費用としての準備ですから、途中で解約することを前提としないので、積立利率変動型終身保険や、変額終身保険を利用するのも良いと思います。こういった変額型の保険は、予定利率が一定では無く、保険会社の実績によって、保険金額や解約返戻金が上下するのですが、万一のことがあった場合は、きちんと最低限保障されており、なおかつ普通の終身保険よりも保険料が若干安くなっています。

また、保険料の払込期間は、できるだけご主人の定年のときに合わせましょう。長くすると、結局支払う保険料の総額は多くなってしまいます。でも、あまり短すぎると月々が負担になります。いくつか保険会社に試算してもらって、ちょうど良いバランスを見つけると良いでしょう。
日本最大級の保険一覧比較サイト「保険市場」


お葬式代準備のポイント

・終身保険を利用する

・保険料単価を計算し、かけかえが得なのか、現在の契約を活かすのか検討する
・保険会社倒産のリスクもあるので、最低限必要な保障だけを準備する
・積立利率変動型終身保険や、変額終身保険も視野に入れる
・保険料払込期間は、定年に合わせる



2 養育費

もし、子供がまだ小さいようであれば、ある程度の保障を準備しておきましょう。ご両親と同居ならあまり心配はいりませんが、そうでない場合は保育所に預けたり、家政婦さんやベビーシッターをやとったり、かなりの出費になります。

illust4046thumb.gifちなみに、東京都の無認可保育園(夜遅くまで延長をしてくれる)は、毎月5〜6万円+延長料金くらいが相場です。送り迎えに、ファミリーサポートなどの、助け合い制度を利用しても、1時間に1000円はかかります。子供の保育だけで毎月10万円くらいは見ておいたほうがよいかもしれません。
 

illust46_thumb.gif近くに保育所が無い、あってもなかなか利用できないなど、どうにもならない場合、パパが一時的に仕事を辞めたり、時間の融通の利く仕事に転職して子供の世話をすることもあるかもしれません。その場合、収入がダウンすることも予想されますので、できれば家庭が落ち着くまで1年くらいかかるとして、パパの年収分くらいの保障があるといいと思います。定期保険(または逓減タイプの定期保険)を、子供が小学校を卒業するくらいまでかけておくと良いでしょう。

養育費準備のポイント

・パパの年収分くらいを、子供の小学校卒業まで、定期保険で用意する




3 医療保障

万一のことはなかなか起きなくても、病気・怪我の心配は常にあると思います。これも、パパもママも同じ。

illust2305_thumb.gif専業主婦のママが入院することになっても、収入が減るわけではありませんが、支出はグンと増えます。医療費の負担はもちろんですが、生活費の負担が痛いのです。それまで、食費でも光熱費でも、ママががんばって節約を心がけ、やりくりをしてきました。しかし、パパが切り盛りするとなるとそうはいきません。食事は外食や店屋物などが増えるだろうし、洗濯だってクリーニングに出さないといけないかもしれない。子供が小さいときは、ベビーシッターさんに預けないといけないかもしれない。そういうのって、意外とお金かかるんです。そういうことも考えないといけないですね。

女性に特有の病気といえば、代表的なものが乳ガンや子宮ガン。乳ガンは比較的早期発見しやすいのですが、20日入院すると、医療費・その他自己負担だけで約30万円程度かかると言われています。また、子宮ガンは、定期的な検査をしないとなかなか見つからないもの。私は妊娠したときに初めて検査しましたが、それ以降は一年に一度検査するように心がけています。

でもこの子宮がんの検査。経験者ならわかると思いますが、妊娠経験の無い方には、ちょっと辛いだろう…と思うような検査です。向井亜紀さんのように、妊娠して初めてガンに気が付く場合もあるのです。そうなってからでは遅いので、できれば結婚と同時に検査をする、また医療保険に入っておくことをオススメします。

また、ガンのような大きな病気ではなくても、お金はかかります。私は、子宮筋腫を摘出する手術をし、10日間ほど入院しましたが、途中から個室にかわったこともあって、20万円以上の出費でした。この病気も、妊娠してから初めてわかったこと。幸い子供は無事に生まれましたが、思わぬ出費でした。

illust326_thumb.gif話はそれましたが、今はこれくらいでも、これから医療費制度が変わっていくにつれ、医療費の個人負担が増えることはあっても、減ることはないと思われます。できれば、一日当たり最低でも5千円の入院保障が欲しいところです。個室を希望するなら1万円は必要です。大部屋でいい、と思っていても、実際、デリケートな病気で、大部屋にいるのは辛いです。私は同じ部屋の人のテレビや面会人との会話がうるさくて、ちっとも休めず、個室に移るはめになりましたから・・・。

ガン保険ですが、解約金や死亡保障のほとんどないタイプだと、かなり割安な保険料で加入することができますので、ぜひ検討してください。最近は女性専用のガン保険などもあります。選び方のポイントとしては、保険料が一生変わらないタイプを選んだほうが安心。10年更新などのタイプだと、年齢が上がってガンの危険が増えるにつれ、保険料も倍増していきます。

また、保険期間はできるだけ一生涯にしたいですね。高齢になればなるほど、病気になる確率は高いものです。特に女性は長生き。老人医療の制度も、少子高齢化の進行に伴って、年々負担が増大する傾向にあります。介護してくれる人のことを考えても、医療費くらいは自分で準備しておきたいですよね。

ただし、保障は一生涯でも、保険料の払込は、できるだけパパの定年までに押さえたいもの。単品の医療保険に関してはそれが可能ですが、生命保険の特約として医療保障をつけている場合は、80歳まで保障を続けたいと思うと、生命保険の払込満了時に、一括してその後の特約保険料を納めるか、分割して年払にする必要があります。いくらぐらいになるのか、生命保険会社に確認してみて、とても払いきれないような金額であれば、見直しを検討する必要があります。

とにかく、この医療保険の分野は、様様な保険会社が、いろいろ新しい商品を開発している真っ只中です。目移りすることも多いかもしれませんが、基本は入院・手術の備え。あれこれ欲張らず、本当に必要なものだけを選びましょうね。

また、女性は掛け捨てを嫌う傾向が強いので、ボーナスとして数年に一度おこづかいが出るタイプの保険が多いですが、決して貯蓄性は期待しないこと。今の時代、貯金と保険は別モノです。お楽しみ程度だと考えてください。
女性のための入院保険「フェミニーヌ」
女性限定 3年ごとに15万円のボーナスがもらえる女性のための入院保険です。子宮筋腫など女性が気になる病気だけでなく、女性がかかりやすい病気やがん全般も重点保障してくれます。


医療保障の準備のポイント

・最低でも一日当たり5千円の入院保障を
・保障は一生涯、保険料支払いはパパの定年までに終える
・保険料は一生変わらないタイプを選ぶ
・貯蓄性は期待しない


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では、ここで少し整理してみましょう。

必要な保障必要な期間必要な金額適した保険
お葬式代一生涯200〜300万円終身保険
養育費子供中学卒業までパパの年収程度定期保険
医療費一生涯日額5千〜1万円医療保険、医療特約


となりますね。

これらをすべて、一つの保険会社で、ちょうどよい金額が準備できるのにこしたことはないのですが、無理に一つにまとめる必要はありません。目的別で結構ですので、一番良いプランが用意できればいいのです。ただし、先ほども触れたように、パパの保険とセットの妻型、というのは避けてくださいね。

考えがなんとなくまとまったら、5 プランニングシート へどうぞ。



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2011.07.18 Monday
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作り方2 ママの保険1 ママに万が一のとき
専業主婦の保障って、軽視されがち…と思ったことありませんか?雑誌の保険特集などを読んでいたら、

「保険は収入がある人に対してかけるもの。専業主婦には保障はいらない。」
「専業主婦が死んでも、誰も生活には困らない。」

というような文章を見かけることがあります。

illust1403_thumb.gifそういう考え方、私としては、ちょっと、いえ、かなり腹が立ちます。確かに、専業主婦は、職業としてお金を稼いでいるわけではない。だけど、家事や育児はかなりの重労働です。それを、代わりに誰かがタダでやってくれますか?誰もやりませんよね。24時間体制、365日勤務、有給休暇無しの仕事を。家政婦をやとったり、ベビーシッターをやとったりするには、かなりのお金がかかります。それだけ大変な、代わりのきかない仕事を、主婦は1人でやってるんです。

なのに、「保障はいらない」「誰も困らない」!!なんて、よく言ってくれましたとも。以前お会いした某外資系保険会社の男性FPに、実際そう言われたのです、私(カチーーーーン!)。

illust952_thumb.gifでも、そうは言っても、主婦に保障が必要だとしたら、子供が小さいうちの話でしょ?という声も聞こえます。もちろん、子供が小さいうちは特にママの保障は大事。けど、子供が大きくなって、母としての役割をある程度終えても、やっぱり妻の役割って大きいと思うんです。年をとって、パパが病気をしたとき、寝たきりになったとき、介護が必要になってしまったとき、誰に頼りますか?

女性の役割って、本当に大きい。そんな女性の保障のこと、ちゃんと考えて欲しい。誰も困らないなんて、言わないで欲しい。そう思います。そういう妻の立場から、必要な保障を考えてみました。


1s.gif子供が小さいとき

女性にしかできない大事な仕事、出産。それは命がけの仕事でもあります。今は、医療技術が進歩し、分娩時の母子の死亡率もずいぶん減っています。それでも、命を落とす人がいます。 少し前に、TVのニュースでも、女子中学生が自宅で1人で出産し、出血多量で死亡したという痛ましい話も聞きました。新しい命を産み落とすということは、それほど大変なことなのだと思います。

illust176_thumb.gif無事に生まれてからも、赤ちゃんが1人でなんでもできるようになるまで、母親の役割というものはすごく大きいです。ママがちょっと風邪で寝込んだだけで、家の中は大変なことになります。洗濯はなんとかパパがやって、でもご飯はどうしよう、コンビニで買ってこよう、子供の相手は…。など。

もし、ご両親と同居なら、そう心配することはないでしょうが、核家族化が進んだ現代、保育所やベビーシッターを利用する場合が多いと思います。保育所も、送り迎えができればまだいいのですが、忙しい仕事を抱えていれば、毎日定時退社というわけにはいかないのが現状です。子供をご両親に預けられても、転勤が多い仕事なら、パパは一緒に住むことができないかもしれません。実際、子供のために転職するケースも多いのです。

私には今子供が3人います。下の子はやっと5歳。上の子だってまだまだ小学生。こんな状態で、もし、ママに万一のことがあったら…。パパの負担は、どれだけのものか想像できますか?仕事、家事、育児…。とりあえず我が家の状況だと、主人は転職しないと無理です。

illust965_thumb.gifまた、パパに万一のことがあれば、国から遺族年金が出ますが、専業主婦のママに万が一のことがあっても、国からの援助はほとんどありません。こう考えると、やっぱり、ある程度の保障が必要、ということになります。万一の場合に、それから病気・怪我に備えて、ちゃんと考えておきましょう。

2s.gif子供が手を離れてから

子供が高校生、大学生くらいになると、身の回りのことは自分でできますので、特にママが世話をするということはありませんね。ですが、この頃は、子供にもっともお金がかかるころです。部活動や習い事、また塾や家庭教師などの教育費。大学進学の場合は、一人暮らしでもしようものなら、生活費の仕送りだけで毎月10万円が飛んでいきます。留学したい、なんて言い出すかもしれません。

illust3849thumb.gifまた、住宅ローンなども負担になって、パート勤めをしたり、フルタイムで働くママも多いのではないでしょうか。家計を助けるために妻が働いている場合、また、妻の収入を予測して住宅ローンを組んでいる場合は、やはりその分だけ、ママにも保障が必要です。

また、病気への心配も増えてきます。女性は男性よりもガン年齢(ガンの発症率が高い年齢)が早いと言われています。ちゃんと毎年検診を受けていますか?乳がん・子宮ガンなど、早期で発見すれば治る確率も高いのです。ママが病気になれば、精神的にも経済的にも家族には大きなダメージです。家族のためにも、ちゃんと備えが必要です。

3s.gif夫婦2人になれば

illust2171_thumb.gif子供が無事社会人となる頃には、ママも「おばあちゃん」と呼ばれる日も近くなります。また、女性の場合、更年期障害など健康への不安が増してくる頃。そろそろ保険でも、と思っても、それまでに何らかの病気を経験していると、すんなり保険に加入できない可能性があります。保険は、健康なうちにしか加入できないのですから。

これから老後に備えてお金を貯めていかなくてはならないときです。保険のかけすぎにも注意しながら、安心して老後を過ごすための備えをしておきましょう。

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このように考えていくと、やはり、いくつになってもママの保障は必要。もちろん、年齢や子供の成長を考慮しながら調整することも大事です。

また、よく、夫の保険の「妻型」で保障を準備している場合がありますが、これはあまりおすすめできません。保険会社によっても異なりますが、いくつか問題点があるのです。

・夫が先に死亡した場合、妻の保障が無くなる 
(男性よりも女性の平均寿命が長いです。老後に無保険になる危険あり!)
・離婚した場合、妻の保障が無くなる 
(他人事だと思っていても、4分に一組は離婚する時代なのですから)
・どちらか一方が病気をして、新たな保険加入が難しい場合など、
 2人とも見直しができなくなってしまう
(病気をしたほうはもう保険に入れないのですから、
 契約はそのまま残さないと無保険になります)
・妻の保障額が自由に決められない 
(死亡保障が選べなかったり、入院保障は夫の6割など、
 あらかじめ決められている場合が多い)
・妻が働いて自分の収入を得るようになった場合、生命保険料控除の対象とならない 
(あくまでも夫の契約となります)


などなど…。とにかく、オススメできません。最低限のものでもいいので、とにかく妻自身の保障を準備しましょう。

ただし!!いくらママの保障が大事だと言っても、保険のかけすぎは禁物。無駄な保険料を払わないように、保険もシェイプアップしましょう!
illust3501thumb.gif




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2011.07.18 Monday
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作り方1 パパの保険 3 必要保障額とその準備
さて、パパに万が一のことがあったとき、残された家族の状況、生活費、そして、国からの遺族年金がいくらもらえるか、確認できたでしょうか。その金額を踏まえて、実際に必要な保障を考えていきたいと思います。

保険で備えることが必要なものは、だいたい次の4つにわけられます。

1 お葬式代
2 遺族の生活費(基本的には、妻が老齢基礎年金を受給するまで)
3 一時金(子供の学費・転居費用・マイホーム以外の借入金など)
4 医療保障

それぞれ必要な保障額はいくらくらいで、どんな保険が良いのか、
目的別にわけて考えてみましょう。
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1お葬式代

illust3236thumb.gif万一のことがあったら、悲しむひまもなく、すぐにお通夜、お葬式をしなくてはなりません。地域にもよりますが、だいたい300万円もあれば、立派なお葬式があげられると思います。お墓を建てるならプラス200万円〜500万円くらい。宗教によって異なりますが、仏教の場合は、戒名や初七日、初盆、一周忌など、その都度数万円〜数十万円の支出となります。お香典などの収入もありますが、香典返しなどの費用もかかりますので、とっておきましょう。


基本的に、葬儀費用は、年齢・性別にかかわらず、いつ亡くなっても必要になるものですね。死は誰にでもやってくるものですから、「必ず必要なお金」とも言えると思います。(自分のお葬式はしなくていい!という人も、その旨遺言としておかないと、遺族に意志が伝わっていなければ、やっぱりお葬式はすると思います)

この、葬儀費用の準備に一番適した保険は「終身保険」です。例え80歳でも90歳でも100歳でも、何歳で亡くなっても、確実に支払われます。途中で解約しないという前提であれば、損をすることもほとんどないでしょう。

ただし、終身保険は、保険料の単価が高いです。多めに準備する必要はありません。300万円程度加入しておけば十分だと思います。現在は特に予定利率が悪いので、500万円も1000万円も加入するのはオススメできません。足りなければ、あとあと予定利率が良くなってから加入したり、貯金で補ったりしてもいいのです。今現在それなりの貯蓄があれば、急いで加入する必要も低いと言えます。

大事なのは、今、何かあっても困らないよう、保険でも貯蓄でも、最低限のお葬式代を用意しておく、ということです。現在保険に加入している方の見直し方法としては、もし、予定利率の良い時代に契約した終身保険であれば、保険料の許す範囲でとっておいても良いでしょう。ただし、契約している保険会社が倒産した場合は、大きな損をする可能性もあります。無事ならばメリットも大きいですが、それなりにリスクをかかえていると思っていてください。

また、予定利率があまりよくない時代に加入したものでも、少なくとも今よりは若いときに加入しているのだから、100万円あたりの保険料を計算し、かけかえるより割安であれば、必要な額、300万円程度まで減額してもいいと思います。100万円あたりの保険料の単価がわからないときは、保険証券の<主契約>終身保険保険料と書いてある部分を、保険金額で割り、100を掛けると計算できます。
例 <主契約>終身保険 保険料 4500円 保険金額 300万円 となっている場合は、
4500円÷300×100で、1500円が、100万円あたりの保険料単価となります。

もし現在、定期保険特約付き終身保険(定期付き終身)の更新型に加入している場合は、終身保険を葬儀費用程度まで減額し、定期保険特約や医療特約をすべて解約すると、終身保険のみのシンプルな保障になります。予定利率の良いときに加入している場合は、新しくかけかえるよりもこのやり方がお得です。(保険会社によっては、この取り扱いができない場合もあるようです)

また、葬儀費用としての準備ですから、途中で解約することを前提としないので、積立利率変動型終身保険や、変額終身保険を利用するのも良いと思います。こういった変額型の保険は、予定利率が一定では無く、保険会社の実績によって、保険金額や解約返戻金が上下するのですが、万一のことがあった場合は、きちんと最低限保障されており、なおかつ普通の終身保険よりも保険料が若干安くなっています。

また、保険料の払込期間は、できるだけ定年のときに合わせましょう。長くすると、結局支払う保険料の総額は多くなってしまいます。でも、あまり短すぎると月々が負担になります。いくつか保険会社に試算してもらって、ちょうど良いバランスを見つけると良いでしょう。

お葬式代準備のポイント

・終身保険を利用する

・保険料単価を計算し、かけかえが得なのか、現在の契約を活かすのか検討する
・保険会社倒産のリスクもあるので、最低限必要な保障だけを準備する
・積立利率変動型終身保険や、変額終身保険も視野に入れる
・保険料払込期間は、定年に合わせる



2 遺族の生活費

死亡保障の中で、一番保険で用意する必要性が高いのが、残された家族の生活費ですね。なぜかというと、お葬式代と違って、預貯金でなんとかなるような金額ではないからです。先ほど見たように、国からの遺族年金の支給もありますが、十分な額ではありません。

パパに万一のことがあった場合の、生活費の計算はできましたか?だいたいで結構です。その金額から、予想される遺族年金の月額を引いてみてください。ちなみに我が家の場合は、夫に万一のことがあった時以降の生活費を25万円、国から受け取ることのできる遺族年金15万円として、月額10万円が足りない、ということになります。(もし、マイホームのローンを団体信用生命保険無しで組んでいる場合は、その分も)

この不足した生活資金を保険で用意するのですが、できれば、あなたの老齢基礎年金が始まる、65歳までの生活をまかなえると安心です。子供に手がかからなくなれば、あなたが働いて、これくらいの収入を得ることが可能かもしれませんが、その頃には学費がものすごくかかりますので、パート収入程度では追いつかなくなる可能性があります。

また、子供が独立してしまえば、生活費は減りますが、その分、国からの遺族年金も月々約10万円に減ってしまいますし、自営業世帯の場合は一円ももらえなくなります。最低限の生活費は用意しておきたいですよね。再婚でもしない限り、自分が病気でもすれば、収入の道は途絶えてしまうのですから。なので、老齢年金が始まるまで、受け取れるようにしておくと安心なのです。元気でがんばって働いた分は、子供の学費や結婚準備、老後のための貯金に当ててください。

要するに、毎月の生活費の不足分を、パパが亡くなった時のあなたの年齢から、65歳までの間の保障を準備すればよいことになります。私が30歳の時に夫を亡くしたとすると、65歳までは35年間。毎月10万円×12ヶ月×35年間で、4200万円あれば、生活の保障が得られるわけです。

ただ、パパにいつ万一のことがあるかは、わからないですよね。国内生保のセールスレディは、よく、「今このときに万一のことがあった場合」の保険金額のプランを勧めます。私の例で言えば、4200万円の死亡保障を、定期保険特約で準備するプランです。たいていの場合は、10年や15年の更新型で勧められるでしょう。

なんだか理にかなっているこのプランですが、実は落とし穴があります。一つは、そのまま更新すれば、保障金額がずっと一定であるということ。例えば、妻60歳のときに夫が亡くなれば、残り5年分の生活費があればいいのですが、例で言うと、4200万円もの保険金が支払われるわけです。これは多すぎますよね。必要な生活保障額は、年月とともに減っていくものなのに、4200万円もの保障をずっと維持していれば、当然それだけの保険料を支払うのですから、無駄なのです。

illust2547_thumb.gifもう一つ落とし穴があります。10年や15年更新の保険は、契約時の年齢で、その期間分の保険料を決めていますので、契約から10年たてば、当然年齢も高くなります。更新するときには、そのときの年齢で保険料が再計算されますので、保険料もぐっと高くなります。そのことを承知の上で契約していればまだいいのですが、お付き合いやらなにやらで、きちんと説明を受けずに契約していると、後で保険料が高くなって、「こんなはずじゃなかった!」なんてことになることがあります。

定期保険(特約)でも、65歳までの全期間で契約(全期型といいます)し、保険料を一定にすることもできますが、更新型に比べると、月々の保険料はものすごく高くなりますし、一つ目の落とし穴でわかるように、必要の無い保障の分まで払うのは、無駄です。

では、どんな保険で用意すればいいのでしょうか。

私のオススメは何かと言うと、それは収入保障保険です。

「保険種類と加入方法」で、少しだけ説明をしていますが、ここでもう一度。収入保障保険とは、一言で言えば、保険金を年金の形で受け取るのを前提とした、掛け捨ての保険です。保険会社によって、家族収入保険などの呼び方があり、特約として扱っている保険会社もあります。万一のことがあった時から、最初に設定した契約期間、毎年毎年、定額の保険金を受け取ることができるのです。

必要なだけの保険金が、必要な期間だけ支払われるので、毎年定期収入があるというだけでも、精神的に安心すると思います。天国のパパから、毎年仕送りがある、といったところでしょうか。一度にたくさんの保険金を受け取って、無計画に使いすぎてしまったり、金融機関の格好のターゲットになってしまうこともありません。(多額の保険金が振り込まれると、保険会社や銀行から営業攻撃がすごいのだそうです。担当のセールスレディももちろんわかります。)

もし、一度に多額のお金が必要になった場合は、年金受け取りと比べると総額は少なくなりますが、残金を一括して受け取ることも出来ます。さらに、一度に多額の保険金が支払われる場合と比べると、保険料は割安になります。なぜなら、残りの保険金を、受け取りまで保険会社が運用に回せるからです。実際に見積をとるとよくわかると思います。

ただし、デメリットもあります。毎年年金で受け取ることにより、雑所得として所得税の対象となります。あまり高額な金額を受け取ると、所得税負担が増大する可能性がありますので注意しましょう。実際どれくらいの所得税がかかるのかは、その他の収入などによって変わってきます。くわしくは税理士さんに計算してもらう必要があります。ただし、これが二重課税に当たるとの判決が出されたこともあり、今後は変更になるかもしれません。


この収入保障タイプの保険は、トータルの保障額が高額になりますので、通常は医師の診査が必要となり、通販での取り扱いはほとんどありません。保険会社のHPなどで見積もりを希望し、実際営業職員に会って話を聞くか、FPサービス会社などを利用するのが一つの手です。

無料で相談できる企業をご紹介します。




ほけんの窓口
北海道から沖縄まで、全国最大級のネットワークです。その数200店舗以上!そのため、引越しなどで住む場所が変わっても、アフターサービスは万全。ネットで気軽に店舗検索、そのまま相談会の予約ができます。夜間の相談に対応している店舗もあり、仕事帰りでも気軽に相談できますね。




みんなの生命保険アドバイザー
一押しなのがこちらです。登録しているFPの経歴やプロフィール、顔写真など、かなり詳しく掲載されています。得意分野などから検索することもできるので、自分に合ったFPが探しやすいと思います。また、一旦こういうサービスを利用すると、断りにくいなという感じがしてしまいますが、こちらの会社は、「ストップコール」というシステムがあり、紹介された保険代理店またはその担当者への要望、変更、無料相談の中止、個人情報の更新・削除の指示などを気兼ねなくすることができます。これなら、気軽に利用できますね。全国訪問してくれますし、提携しているショップも全国に40店舗以上あります。




家計見直し.com
保険見直し相談サービスは、最近いろいろ増えましたが、こちらが一番実績が長い老舗です。相談実績はなんと16万件以上!提携ショップも全国に150店舗以上と豊富。また、こちらは電話だけでも詳しく相談できるので、面と向かっては聞きにくいことや、子育て中でなかなかゆっくり外出する時間が無い場合も大丈夫です。フリーダイヤルで平日21時までOK!




保険マンモス
こちらは、Yahoo!と提携した、ネット保険診断が利用できるので、とても便利です。そこで見直しが必要と思ったら、そこで初めて相談を申し込んでもOKなのです。経験豊富なFPが多く、継続性・信頼性がとても高いと思います。また、それでも担当FPと合わなかった、という場合のために、「イエローカード制」というものが導入してあります。もし、担当FPよりしつこい勧誘があった場合はイエローカード受付メールから連絡することで、担当FPの変更、登録抹消等の措置をとってもらえます。また、この制度があることで、FPが意識して満足度の高いサービスの提供をすることができるのだそうです。

遺族の生活費の準備のポイント

・実際にかかる生活費と、遺族年金の額を計算する

・足りない金額を、必要な期間だけ、収入保障保険で用意する


3 一時金

各家庭の状況によって、必要なお金は異なります。現在の住まいが社宅の場合は、引越し代、また新しい住居の敷金・礼金など、50万円〜100万円は用意しておくと安心。マイホームのローンは、団体信用生命保険に加入していれば、返済不要となりますが、その他に車などの借入金がある場合は、その分用意しておきましょう。

通常、平均的なサラリーマンが相続税の心配をすることはあまりありません。夫名義の財産を妻が相続する場合は、相続税はあまりかからないからです。ただし土地や株式などで、予想以上に相続財産が多かった場合は、すぐに売却できないことを考えて、相続税の準備をしておく必要があります。相続税に関しては、個別のケースで対策が変わってきますので、税理士に相談するのが一番です。

子供の教育費はどうすればよいのでしょうか。通常、すべて国公立で大学まで行ったとしても、1000万円はかかると言われています。しかし、本当に大変なのは大学受験とその学費に限られてきます。高校までは、授業料や習い事などありますが、できる限り毎月の生活費の中でやりくりするべきです。公立の高校なら、母子家庭は授業料免除になる場合もあります。大学費用も、国立を選ぶ、自宅通学をする、アルバイトをする、奨学金をもらうなど、できるだけ抑えることが可能です。

もし、貯金目的で学資保険に加入していれば、その分は保険料免除で学資金が支払われます。保険で用意せずとも、例えば、0歳の時から毎年10万円貯金をしていけば、200万円近くは貯まります。それで十分なのではないでしょうか。(海外留学させたい!などの目的があれば別ですが)

万一受験に失敗して予備校通いになっても、進学校出身なら授業料が免除になったり割引になったりする場合があります。父親がいないという状況で、「いやだ、いやだ、僕は絶対私立が良くて、一人暮らしで気ままに大学生活を送りたいんだー、社会人になって奨学金返すのもいやだー」などとわがままをいう子供には育てたくないですよね。父の死を乗り越え、強い子供になって欲しいものです。

実際、私の大学時代の友人には、学費や生活費などすべてを、アルバイトと奨学金でまかないながら一人暮らししている人もいました。また、高校を卒業した後に、就職して働きながら夜間の大学に通っている人だって大勢います。贅沢さえしなければ、不可能ではないのです。

こう考えると、わざわざ保険で学資金を準備しておく必要は無いのでは、と私は思います。どうしても無いと不安…という場合や、大学くらいは自由に選ばせてあげたい、という場合は、子供1人当たり500万円ほどを考えれば十分でしょう。その場合は、今から子供が大学を卒業するまでの期間だけ、定期保険で準備すると良いと思います。

一時金準備のポイント

・必要な金額、必要な期間をはっきりさせ、定期保険で用意する



4 医療保障

万一のことはなかなか起きなくても、病気・怪我の心配は常にあると思います。特に、一家の大黒柱が長期入院するとなると、医療費がかかるだけではなく、収入も減ってしまいますね。仕事ができなくなって、有給休暇を使い切ってしまっても、最長で1年半は、クビにさえならなければ、だいたい月給の6割の収入は社会保険から保障されています。

が、それではこれまで通りの生活は成り立ちません。残業代やボーナスはなくなってしまいます。つまり、医療費だけではなく、生活費の不足分も保険で用意しなくてはならない、ということになります(預貯金が十分にあれば、必要ない場合もあります)。

入院が長期にわたる病気としては、ガンや脳血管疾患がありますが、手術が必要でなおかつ高度な医療を必要とする場合は、集中治療室など個室に入りますので、差額ベッド代を1日一万円としても、10日入れば10万円。健康保険適用以外の費用が負担になります。

例をあげると、胃がんで33日入院、胃の全摘出手術を受けると、自己負担は40万円以上。くも膜下出血で77日間入院した場合は、100万円を超えるという例もあります。他にも、最近増えているのが、心の病。完治が難しく、入院が1年以上に及ぶ場合もあります。

また、このような大きな病気を患った場合、例え仕事に復帰しても、今まで通り働けるかはわかりませんし、新たに保険に加入すること事も難しくなります。そのような場合を考えると、貯金をとりくずして医療費に当てるのは心もとないですよね。また、これから医療費制度が変わっていくにつれ、負担が増えることはあっても、減ることはないと思われます。やはり、自分で備えることが大事なのです。

では、医療保障の必要性がわかったところで、どれくらい保障があったらよいのでしょうか。個室に入ることを想定して、できれば、一日当たり1万円程度の入院保障が欲しいところです。通常、手術に関しては、入院給付日額の、10〜40倍が支払われる場合が多いようです。先ほどの胃がんで33日入院の例だと、一泊二日から支払われる保険に加入していたとして、入院33万円、手術40万円が支払われますので、合計73万円の給付。これなら医療費も生活費も大丈夫でしょう。貯金をとりくずすこともありませんね。

病気になっても、個室などの贅沢は望まないから、最低限の保障で、毎月の保険料を減らしたい、という場合は、半分の5000円でも良いでしょう。ただし、その場合は、浮いた保険料でしっかり貯金をしておいてくださいね。

最近人気があり、さまざまな種類が発売されているのが、ガン保険です。ガンは日本人の死因の第一位。3人に1人はガンで亡くなります。決して他人事ではありません。身内にガンにかかった人がいれば、なおさら心配のことと思います。ガン保険は、対象となる病気をガンだけに絞っているので、解約金や死亡保障のほとんどないタイプだと、かなり割安な保険料で加入することができます。

ただし、保険料が一生変わらないタイプを選ぶこと。10年更新などのタイプだと、年齢が上がってガンの危険が増えるにつれ、保険料も倍増していきます。子供にお金がかかるときになって、保険料が負担になると大変。

illust403_thumb.gifまた、日本は世界一の長寿国家。保険期間はできるだけ一生涯にしたいですね。高齢になればなるほど、病気になる確率は高いものです。老人医療の制度も、年々負担が増大する傾向にあります。介護してくれる人のことを考えても、医療費くらいは自分で準備しておきたいですよね。

ただし、保障は一生涯でも、保険料の払込は、できるだけ60歳の定年までに押さえたいもの。単品の医療保険に関してはそれが可能ですが、生命保険の特約として医療保障をつけている場合、80歳まで保障を続けたいと思うと、生命保険の払込満了時に、一括してその後の特約保険料を納めるか、分割して年払にする必要があります。いくらぐらいになるのか、保険会社に確認してみて、とても払いきれないような金額であれば、見直しを検討する必要があります。

とにかく、この医療保険の分野は、様様な保険会社が、いろいろ新しい商品を開発している真っ只中です。目移りすることも多いかもしれませんが、基本は入院・手術の備え。あれこれ欲張らず、本当に必要なものだけを選びましょうね。


医療保障の準備のポイント

・できれば一日当たり一万円の入院保障を

・保障は一生涯、保険料支払い期間は慎重に
・保険料は一生変わらないタイプを選ぶ




では、ここで少し整理してみましょう。
必要な保障必要な期間必要な金額適した保険
お葬式代一生涯200〜300万円終身保険
遺族の生活費妻65歳まで生活費の不足分収入保障保険
学費等その他一時金一定期間ケースバイケース定期保険
医療費一生涯

一日1万円程度

医療保険、医療特約


となりますね。あとは、それぞれにぴったりの保険をプランニングするだけ。
一つの保険会社で、ちょうどよい金額が準備できるのにこしたことはないのですが、無理に一つにまとめる必要はありません。保障の目的は、それぞれ違うのですから。

考えがなんとなくまとまったら、5 プランニングシート へどうぞ。



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2011.07.18 Monday
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