DAYS, キッチン, クッキング

カツ代さんと思い出の本

レシピ本を読むのが好きで、あ、これ作ってみたいな、とか、
この人のお料理好きだな、とか思うと、ついつい買っていました。

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なので、一時期かなりたくさん持っていたのですが、
今はかなり厳選して、ここに置けるだけ!と決めています。
キッチン背面の、パントリーとして使っている収納のワゴンの中。

過去記事 → キッチンの収納<パントリー>

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その中でも、思い出深い本が三冊。
小林カツ代さんの本です。

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「たのしいお菓子」は、たぶん中学生くらいのときに、
母が買ってきてくれた、すごく好きな本です。
素朴でシンプルなお菓子のレシピが、手書きのイラスト入りで紹介されています。

そしてどのレシピにも、カツ代さんの温かい文章が添えられています。
この文章の中に、小学6年生の頃のケンタロウさんも登場します。
杏仁豆腐が嫌いだったとか、とにかく日常の何気ないことが書かれていて、
読んでいるだけで、愛情が伝わってくる、そんな本。

「たのしいお弁当」は、たぶん私が高校生になってからかなあ、
これも母が買ってきた本で、お弁当作りの参考にしていたみたいです。

質実剛健なお弁当というか、とても女子高生向きのレシピでは無いのですが、
お弁当作りの基本と愛情が、たっぷり詰まっている本。

私が小学生の時から、母は病気がちで入院していることも多かったので、
母と一緒にお料理をした思い出は片手で足りるくらい。
高校卒業と同時に私は一人暮らしを始めて、それから、
一緒に暮らすことが無いまま、母は天国に行ってしまいました。

だから私にとっては、この二冊がまるで母代りというか、
この本にこめられたカツ代さんの愛情が、本当に心にしみます・・・

結婚してしばらくは、オレンジページなどの雑誌をよく読んでいたので、
いろんなレシピを試していたのですが、やっぱり定番のレシピ本が欲しくて、
夫と一緒に本屋さんで選んだのが、「基本のおかず」でした。

私の母は調理師免許も持っていたそうなのですが、
ちゃんとお料理を教わったことも無かったので、
私にとってお料理の基本は、やっぱりカツ代さんなのでした。

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「たのしいお菓子」の巻末の、若い頃のカツ代さんの笑顔。
カツ代さんも、若いときにお母さんを亡くされていて、
きっと他人同士だったとしても、大好きだったであろうと書かれていました。

カツ代さん、今その大好きなお母さんと、天国で一緒にお料理しているのかな。
いつかまたその笑顔に会えると思っていたので、とても寂しいけれど・・・

小林カツ代さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

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2014-01-30 | Posted in DAYS, キッチン, クッキングNo Comments »