2001.06.20 Wednesday
それまで、健診は2週間に一度でしたが、特に問題もなく、
安定期に入った5ヶ月からは、月に一度になりました。
そろそろ胎動が始まる頃、と聞いていたので、よくおなかに手を当てていました。
性別がわかったのもこの頃。私は、男の子が欲しい!と思っていました。
彼も男の子を望んでいましたし、古いけど、一応、長男の嫁だし、初孫だし。
もちろん女の子でも良かったんですけど、一人目が女の子だと、二人目を産むとき、
「次は絶対男じゃなきゃ!」っていうプレッシャーがあるだろうから。
5ヶ月の健診のとき、先生が、「性別知りたいですか?」と。
待ってました!
「はい!!」「男の子ですねー。間違いないです。」と、先生は断言。
やったー!!やったー、男の子だ!!
ところが。エコーの画面を見つめる先生の目が、一瞬けわしくなりました。
「ん?…何かなこれは。卵巣が腫れているのかな?」
「ええっ?」
これまで経過はきわめて順調だっただけに、ショック。
「いや、違うな。どうやら筋腫があるみたいですね。」
「えええっ?!」
子宮筋腫!!
生理痛などほとんどなかった私には、無縁の病気だと思っていました。
大ショック。
子宮の上のほうで、外側にあったため、
これまでの健診では見つけられなかったらしいのです。
「赤ちゃんには影響ないでしょう。妊娠中に手術をすると、出血が多く危険ですから、
このまま様子を見ましょう。出産すると小さくなることも多いです。ただ…」
「ただ…?」
「ときどき筋腫が変性して、痛むことがあります。」
「その場合は?」
「鎮痛剤を飲むか、まあ、ずっと飲みつづけるわけにもいかないので、
痛みが続くようなら入院して抗生剤を打ちます。だいたいそれで治ります。」
はあ、そうなんですか。
私は突然のことにびっくりでした。まあ、痛くも無いし、いいか。
ただ、赤ちゃんのためと思って一生懸命栄養とっていたのに、
それが筋腫にとられていたかと思うと、すごくくやしい!
通常より大き目のこのおなかは、赤ちゃんではなく筋腫によるものだったのだ!
その次の週のことでした。
お腹に痛みを感じました。筋肉痛のような痛みです。
耐え切れないほどではありませんでしたが、
気になって、時間外だったけど病院に行きました。
「うーん、子宮の張りでもないし、恐らく筋腫が痛んでいるのでしょう。
鎮痛剤を出しておきますので様子をみましょうか。」
鎮痛剤を飲むと、すぐに痛みは引きました。
それからも、普通に仕事に行きましたが、
ときどき痛くなり、その都度鎮痛剤を飲みました。
鎮痛剤を飲むと、嘘のように痛みは引きました。
それから、数日後の夜のことでした。
私は、晩御飯の下ごしらえをして、主人の帰宅を待っていました。
その日の献立はブリの照り焼き。今でも覚えています。
こたつに入ってTVを見ていると、だんだんお腹が痛くなってきました。
お腹の痛みには慣れていましたが、鎮痛剤は切らしていました。
「うー、なんか今日のは痛いな。」
痛みは、どんどん強まってきました。もう動くこともままなりません。
「これはヤバイ。電話しよう。」彼に電話して、状況を伝えました。
「ご飯何か買って来ようか?」
「いいよ、もう下ごしらえしとるけん。それより早く帰ってきてね。」
電話してる間にも、痛みはどんどん強くなってきて、
電話からこたつまでの2メートルくらいの距離を移動するのにも、
痛くて動けなくて、寝っころがったまま、
「逆歩腹前進状態で」ずりずりと動きました。
なんというか、病的な痛みではなく、
「筋肉痛」という感じなのです(そりゃ、筋腫は筋肉の腫瘍だから)。
だから、体を動かさなければ、全然痛くないのですが、
少しでも動かすと、激痛。
ほんとに。筆舌に尽くしがたいとはこのこと。
今、家が火事になっても逃げられないぞ、死ぬぞ、と思いました。
そうこうしているうちに、待ちに待った彼が帰ってきました。
「大丈夫〜?」「うん、大丈夫。それよりおなかすいたよ。ブリ焼いて。」
私は寝っころがったままでした。
ご飯ができて、食べるために体を起こすのも大変でした。
おなかの筋肉を使わずに起き上がるのは至難の技です。
ちょっとでも筋肉を使うと、息が止まるほどの痛さ。声も出ません。
涙が出てきます。でも、いったん起き上がると、全然平気なのです。
食欲も普通にあり、ご飯を食べ終わりましたが、相変わらず動くと激痛。
このままではトイレもお風呂も無理。
夜11時ごろでしたが、病院に電話をし、彼に鎮痛剤をもらってきてもらいました。
鎮痛剤飲み、寝ることにしましたが、当然着替えもできません。
その夜は、身動き一つとれないまま、なんとか眠りにつきました。
朝になると、鎮痛剤が効いたのか、少しは動けるようになりましたが、
やはり痛い。朝一番で彼と病院に行きました。
「じゃあ、入院しましょうか。そのほうが安心でしょう。」
「はい、わかりました(わー、大変なことになったなあ)。いつからですか?」
「今からですよ。」
「えっ!!今からですか?」
「じゃあ、お昼からにします?お昼ご飯は病室で食べますか?」
「あ、は、はい。」
とんとん拍子に入院の話がすすみ、私はあっという間に、
妊婦から病人になってしまいました。
3人部屋でしたが、専用のTVや電話、冷蔵庫があり、
落ち着いた感じの造りでした。
いわゆる病院のベッドではなく、木でできていて、
しかもボタン一つでリクライニングになるという快適さ。
ちょっとした旅行気分で、どきどきしながら横になっていると、
早速お昼ご飯が届きました。
その日は肉うどん。しかも超おいしい!
さすが食事がおいしいと有名な産院だけあります。
次の日には、和風の懐石料理が出ました。
いくらの上に金箔がのっていたり、茶碗蒸の中にふぐの白子が入っていたり、超豪華。
(体を起こすことができないくらい痛かったので、横になったまま、一人で食べました。)
点滴で抗生剤を打っていたのですが、
1日たっても2日たっても痛みはひきませんでした。
3日目の朝、とうとう先生が、
「よし、こうなったらとりましょう」とおっしゃいました。
「はい…。手術はいつですか?」
「明日が水曜日で、午後は手術の日なので、明日にしましょう。」
「明日!!」
入院の時もそうでしたがかなり決断の早い先生です。
(ちなみに女医さんだったのは初診のときだけで、
このときからずっと副院長が主治医でした。)
それまで順調だっただけに、急に入院、手術となり、家族は相当心配していました。
私自身は、小学生のときに盲腸の手術をしたことがあったし、
先生を信頼していたので、特に不安はありませんでした。
ただ…。妊娠中の手術は、一人ではありません。
子宮の中には、5ヶ月の赤ちゃんがいます。
しかもその子宮を切ってしまうのですから、
赤ちゃんがびっくりしないか、それが心配でした。
先生から、手術の詳しい内容を説明されました。
筋腫が上のほうにあることと、なるべく子宮を刺激しないようにするために、傷口が普通よりも大きくなってしまうこと。
それと、その後出産は帝王切開になってしまうこと。
帝王切開!!
ガーン。これもまた予想外の展開です。
子宮に傷をつけるので、万一、陣痛の最中に、
子宮が耐え切れずに破裂すると大変だから、ということでした。
あーあ…。陣痛ってどんなんだろう、一度は経験したいと思っていたのに…。
傷ってどれくらいかな、跡に残るんだろうな…。
その日の夜から絶食でした。
手術は、その最中はもう開きなおってるからいいのですが、
準備がとても大変です。
当日は水も飲めないし、朝から点滴、浣腸、剃毛、血液検査…。
しかも、おなかが痛いまま。
手術台の上に上がると、まず導尿です。これは初体験。ちくんとしました。
看護婦さんってすごい、こんなことまでするんだあ…。
それから、体をくの字に曲げて、脊髄の中に麻酔を打ちます。
これが相当痛い。ゴリゴリ、という感じで、思わず「痛い!」と言ってしまいます。
麻酔は、あっという間にききました。
麻酔が効いたかどうか確認するために、先生がおなかをつまんで、
「痛いですか?」と聞くのですが、
「どこがですか?」と間抜けな答えをしてしまいました。
目にガーゼがかけられて、どうやら手術が始まったようです。
しばらくすると、「わー、大きい」という声が。
意識は、少しだけあるのですが、ぼーっとしています。
そのうち、「終わりましたよー」と声がかかりましたが、もう半分夢の中でした。
筋腫は、かなり大きかったみたいで、なんと1300g!!
写真で見ましたが、牛タン(スライスする前の、生のやつ)みたいでした。
赤ちゃんは無事。おなかがずいぶんひっこみました。
そうか、これが5ヶ月の正しい大きさか…。
無事に終わってほっとしたのはいいのですが、
痛み止めの注射を刺しっぱなしです。背中に。
しかもトイレにも立てないから、導尿したまま。
動くと違和感があります。もちろん腕には点滴。
動けないって本当に苦痛ですね。
もっと苦痛だったのは、何も飲めなかったということ。
点滴してるので、おなかはそんなにすかないんですが、とにかく喉が渇く!
「おならが出るまでダメ」とのことで、耐えるしかありませんでした。
術後2日目になって、看護婦さんにお願いしました。
「一口だけでも飲んだらダメですか…?」
「おなかがびっくりして、痛くなるかもしれませんよー。」
まるで小学生に諭しているかのよう…。
だって、本当に喉が渇いてたまらないんだもん!
「ガスが出たら、夜中でもいいからナースコールしてくださいね。」
そうしてガスが出るのは今か今かと待ちわびていました。
ようやく、夜中の2時ごろ、出たのです!!
もううれしくてうれしくて。
恥ずかしさも忘れ、「ガスが出ました〜。」とナースコールで呼びました。
その時飲んだオレンジジュースのおいしかったこと…!!
それから一週間ほどで無事退院できました。
しかし、会社は辞めることになりました。
「できれば退院しても働きたいのですが」と言ったのに、「体が大事だから」と。
それってクビ?
しかも離職票がなかなか送られてこない。
電話してみると、「だって妊婦は働かないでしょ?」だって。
おいおいっ、私は働きたいって言ったじゃないか!!
失業保険だって絶対もらうぞ!!
やっと送ってきた離職票には、「自己都合退職」の文字が。
そりゃ、入院したのは私が悪いが、辞めたいとは言ってなーい!!
しょせんは派遣社員。そんなものです。ちっムカツク。今でもムカツク。
結局そんな状態では次の仕事を探せるわけでもなく、
おとなしく専業主婦になったのでした。
退院してからは、1週間くらい寝たきり状態でした。
何しろ、おなかを20センチくらい切ったので、起き上がるのも至難の技。
おまけに赤ちゃんは順調に大きくなってるから、体もどんどん重くなって。
いやー、大変でした、ほんと。
↓北欧デザインの食器や雑貨など、参考になる記事が満載!
いつも勉強させていただいています♪
北欧インテリアランキング

↓管理人chakoのもう一つの顔、実はファイナンシャルプランナーです。
Financial Cafe 保険のレシピ
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安定期に入った5ヶ月からは、月に一度になりました。
そろそろ胎動が始まる頃、と聞いていたので、よくおなかに手を当てていました。
性別がわかったのもこの頃。私は、男の子が欲しい!と思っていました。
彼も男の子を望んでいましたし、古いけど、一応、長男の嫁だし、初孫だし。
もちろん女の子でも良かったんですけど、一人目が女の子だと、二人目を産むとき、
「次は絶対男じゃなきゃ!」っていうプレッシャーがあるだろうから。
5ヶ月の健診のとき、先生が、「性別知りたいですか?」と。
待ってました!
「はい!!」「男の子ですねー。間違いないです。」と、先生は断言。
やったー!!やったー、男の子だ!!
ところが。エコーの画面を見つめる先生の目が、一瞬けわしくなりました。
「ん?…何かなこれは。卵巣が腫れているのかな?」
「ええっ?」
これまで経過はきわめて順調だっただけに、ショック。
「いや、違うな。どうやら筋腫があるみたいですね。」
「えええっ?!」
子宮筋腫!!
生理痛などほとんどなかった私には、無縁の病気だと思っていました。
大ショック。
子宮の上のほうで、外側にあったため、
これまでの健診では見つけられなかったらしいのです。
「赤ちゃんには影響ないでしょう。妊娠中に手術をすると、出血が多く危険ですから、
このまま様子を見ましょう。出産すると小さくなることも多いです。ただ…」
「ただ…?」
「ときどき筋腫が変性して、痛むことがあります。」
「その場合は?」
「鎮痛剤を飲むか、まあ、ずっと飲みつづけるわけにもいかないので、
痛みが続くようなら入院して抗生剤を打ちます。だいたいそれで治ります。」
はあ、そうなんですか。
私は突然のことにびっくりでした。まあ、痛くも無いし、いいか。
ただ、赤ちゃんのためと思って一生懸命栄養とっていたのに、
それが筋腫にとられていたかと思うと、すごくくやしい!
通常より大き目のこのおなかは、赤ちゃんではなく筋腫によるものだったのだ!
その次の週のことでした。
お腹に痛みを感じました。筋肉痛のような痛みです。
耐え切れないほどではありませんでしたが、
気になって、時間外だったけど病院に行きました。
「うーん、子宮の張りでもないし、恐らく筋腫が痛んでいるのでしょう。
鎮痛剤を出しておきますので様子をみましょうか。」
鎮痛剤を飲むと、すぐに痛みは引きました。
それからも、普通に仕事に行きましたが、
ときどき痛くなり、その都度鎮痛剤を飲みました。
鎮痛剤を飲むと、嘘のように痛みは引きました。
それから、数日後の夜のことでした。
私は、晩御飯の下ごしらえをして、主人の帰宅を待っていました。
その日の献立はブリの照り焼き。今でも覚えています。
こたつに入ってTVを見ていると、だんだんお腹が痛くなってきました。
お腹の痛みには慣れていましたが、鎮痛剤は切らしていました。
「うー、なんか今日のは痛いな。」
痛みは、どんどん強まってきました。もう動くこともままなりません。
「これはヤバイ。電話しよう。」彼に電話して、状況を伝えました。
「ご飯何か買って来ようか?」
「いいよ、もう下ごしらえしとるけん。それより早く帰ってきてね。」
電話してる間にも、痛みはどんどん強くなってきて、
電話からこたつまでの2メートルくらいの距離を移動するのにも、
痛くて動けなくて、寝っころがったまま、
「逆歩腹前進状態で」ずりずりと動きました。
なんというか、病的な痛みではなく、
「筋肉痛」という感じなのです(そりゃ、筋腫は筋肉の腫瘍だから)。
だから、体を動かさなければ、全然痛くないのですが、
少しでも動かすと、激痛。
ほんとに。筆舌に尽くしがたいとはこのこと。
今、家が火事になっても逃げられないぞ、死ぬぞ、と思いました。
そうこうしているうちに、待ちに待った彼が帰ってきました。
「大丈夫〜?」「うん、大丈夫。それよりおなかすいたよ。ブリ焼いて。」
私は寝っころがったままでした。
ご飯ができて、食べるために体を起こすのも大変でした。
おなかの筋肉を使わずに起き上がるのは至難の技です。
ちょっとでも筋肉を使うと、息が止まるほどの痛さ。声も出ません。
涙が出てきます。でも、いったん起き上がると、全然平気なのです。
食欲も普通にあり、ご飯を食べ終わりましたが、相変わらず動くと激痛。
このままではトイレもお風呂も無理。
夜11時ごろでしたが、病院に電話をし、彼に鎮痛剤をもらってきてもらいました。
鎮痛剤飲み、寝ることにしましたが、当然着替えもできません。
その夜は、身動き一つとれないまま、なんとか眠りにつきました。
朝になると、鎮痛剤が効いたのか、少しは動けるようになりましたが、
やはり痛い。朝一番で彼と病院に行きました。
「じゃあ、入院しましょうか。そのほうが安心でしょう。」
「はい、わかりました(わー、大変なことになったなあ)。いつからですか?」
「今からですよ。」
「えっ!!今からですか?」
「じゃあ、お昼からにします?お昼ご飯は病室で食べますか?」
「あ、は、はい。」
とんとん拍子に入院の話がすすみ、私はあっという間に、
妊婦から病人になってしまいました。
3人部屋でしたが、専用のTVや電話、冷蔵庫があり、
落ち着いた感じの造りでした。
いわゆる病院のベッドではなく、木でできていて、
しかもボタン一つでリクライニングになるという快適さ。
ちょっとした旅行気分で、どきどきしながら横になっていると、
早速お昼ご飯が届きました。
その日は肉うどん。しかも超おいしい!
さすが食事がおいしいと有名な産院だけあります。
次の日には、和風の懐石料理が出ました。
いくらの上に金箔がのっていたり、茶碗蒸の中にふぐの白子が入っていたり、超豪華。
(体を起こすことができないくらい痛かったので、横になったまま、一人で食べました。)
点滴で抗生剤を打っていたのですが、
1日たっても2日たっても痛みはひきませんでした。
3日目の朝、とうとう先生が、
「よし、こうなったらとりましょう」とおっしゃいました。
「はい…。手術はいつですか?」
「明日が水曜日で、午後は手術の日なので、明日にしましょう。」
「明日!!」
入院の時もそうでしたがかなり決断の早い先生です。
(ちなみに女医さんだったのは初診のときだけで、
このときからずっと副院長が主治医でした。)
それまで順調だっただけに、急に入院、手術となり、家族は相当心配していました。
私自身は、小学生のときに盲腸の手術をしたことがあったし、
先生を信頼していたので、特に不安はありませんでした。
ただ…。妊娠中の手術は、一人ではありません。
子宮の中には、5ヶ月の赤ちゃんがいます。
しかもその子宮を切ってしまうのですから、
赤ちゃんがびっくりしないか、それが心配でした。
先生から、手術の詳しい内容を説明されました。
筋腫が上のほうにあることと、なるべく子宮を刺激しないようにするために、傷口が普通よりも大きくなってしまうこと。
それと、その後出産は帝王切開になってしまうこと。
帝王切開!!
ガーン。これもまた予想外の展開です。
子宮に傷をつけるので、万一、陣痛の最中に、
子宮が耐え切れずに破裂すると大変だから、ということでした。
あーあ…。陣痛ってどんなんだろう、一度は経験したいと思っていたのに…。
傷ってどれくらいかな、跡に残るんだろうな…。
その日の夜から絶食でした。
手術は、その最中はもう開きなおってるからいいのですが、
準備がとても大変です。
当日は水も飲めないし、朝から点滴、浣腸、剃毛、血液検査…。
しかも、おなかが痛いまま。
手術台の上に上がると、まず導尿です。これは初体験。ちくんとしました。
看護婦さんってすごい、こんなことまでするんだあ…。
それから、体をくの字に曲げて、脊髄の中に麻酔を打ちます。
これが相当痛い。ゴリゴリ、という感じで、思わず「痛い!」と言ってしまいます。
麻酔は、あっという間にききました。
麻酔が効いたかどうか確認するために、先生がおなかをつまんで、
「痛いですか?」と聞くのですが、
「どこがですか?」と間抜けな答えをしてしまいました。
目にガーゼがかけられて、どうやら手術が始まったようです。
しばらくすると、「わー、大きい」という声が。
意識は、少しだけあるのですが、ぼーっとしています。
そのうち、「終わりましたよー」と声がかかりましたが、もう半分夢の中でした。
筋腫は、かなり大きかったみたいで、なんと1300g!!
写真で見ましたが、牛タン(スライスする前の、生のやつ)みたいでした。
赤ちゃんは無事。おなかがずいぶんひっこみました。
そうか、これが5ヶ月の正しい大きさか…。
無事に終わってほっとしたのはいいのですが、
痛み止めの注射を刺しっぱなしです。背中に。
しかもトイレにも立てないから、導尿したまま。
動くと違和感があります。もちろん腕には点滴。
動けないって本当に苦痛ですね。
もっと苦痛だったのは、何も飲めなかったということ。
点滴してるので、おなかはそんなにすかないんですが、とにかく喉が渇く!
「おならが出るまでダメ」とのことで、耐えるしかありませんでした。
術後2日目になって、看護婦さんにお願いしました。
「一口だけでも飲んだらダメですか…?」
「おなかがびっくりして、痛くなるかもしれませんよー。」
まるで小学生に諭しているかのよう…。
だって、本当に喉が渇いてたまらないんだもん!
「ガスが出たら、夜中でもいいからナースコールしてくださいね。」
そうしてガスが出るのは今か今かと待ちわびていました。
ようやく、夜中の2時ごろ、出たのです!!
もううれしくてうれしくて。
恥ずかしさも忘れ、「ガスが出ました〜。」とナースコールで呼びました。
その時飲んだオレンジジュースのおいしかったこと…!!
それから一週間ほどで無事退院できました。
しかし、会社は辞めることになりました。
「できれば退院しても働きたいのですが」と言ったのに、「体が大事だから」と。
それってクビ?
しかも離職票がなかなか送られてこない。
電話してみると、「だって妊婦は働かないでしょ?」だって。
おいおいっ、私は働きたいって言ったじゃないか!!
失業保険だって絶対もらうぞ!!
やっと送ってきた離職票には、「自己都合退職」の文字が。
そりゃ、入院したのは私が悪いが、辞めたいとは言ってなーい!!
しょせんは派遣社員。そんなものです。ちっムカツク。今でもムカツク。
結局そんな状態では次の仕事を探せるわけでもなく、
おとなしく専業主婦になったのでした。
退院してからは、1週間くらい寝たきり状態でした。
何しろ、おなかを20センチくらい切ったので、起き上がるのも至難の技。
おまけに赤ちゃんは順調に大きくなってるから、体もどんどん重くなって。
いやー、大変でした、ほんと。
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このブログは、基本的に、管理人の個人的な日記ですので、読んでいたただく方によっては、ご賛同いただけない発言など、多数あるかと思います。不快に思われる場合は、そっとブラウザを閉じていただければと思いますm(_ _ )m
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