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出産
出産前日。義母に手伝いに来てもらうことになったので、空港まで夫と迎えに行く。
そして、その帰りに築地に寄り、ここぞとばかり寿司を堪能!ああ、おいしい。
2人目生まれたら当分こんなすし屋行けないもんなー。
さらに夜はステーキを食べた。もう心残りはないな〜。

そしてステーキを食べたその足で、そのまま病院へ。
ホテル並み(部屋もだけど料金も)の快適なお部屋。
先生から手術の説明を受け、今夜は睡眠薬を飲んでぐっすり寝てくださいとのこと。
結局、看護婦さんが忘れてたのか持ってきてくれなくて、飲まずにガーガー寝てました。
私より、初めて私と離れて生活するshouが心配。大丈夫かな…。

出産当日。なんと朝6時半に起床です。はや〜。手術は午後なのに。
点滴したり、毛をそったりと、恒例の手術準備。
なんやかんやであっという間に午後になり、いよいよ手術台へ。
夫と義母、shouが見送ってくれた。なんだか寂しくなって泣きそうだった。

手術台、ほんと狭い。ハダカで横になる。結構情けない格好。
そして、エビ反りになり、麻酔を打ってもらう。
これがまたなかなか入らなくて、覚悟してたけど、痛い。
いたいたいたいたいあああああ〜
そして導尿も。看護婦さんが下手で、痛い。いたいたいたいたああううう〜
先生が、「意識はあったほうがいいですか?それとも眠っておく?」と聞くけど、
やっぱ赤ちゃんの顔は一番に見たい。「意識あったほうがいいです」と返事。
でも、この返事をしたことを、速攻後悔した…。

とにかく、手術は辛かった。痛かった。「もう二度と産むか!」と思った。
一応麻酔は効いているから、おなかを開くのは痛くないんだけれど、
赤ちゃんを引っ張り出すのに膀胱をぐいぐい押さえつけられるものだから、
ものすごく痛くて、ずっと「いたいいたいっ!!!」って叫んでた気がする。
眠ってたほうが良かったよう…。

そんな感じで手術は無事終了だったけど、
あまりの痛さに私は赤ちゃんと対面したときのことを、
イマイチよく覚えていない…。確か鎮痛剤を点滴に入れてもらってたと思う。
痛かったから。
部屋に運ばれていったのも意識もうろうとしてた。
心拍計やら酸素マスクやら点滴やら尿管やらで、ほとんど動けない、
そして痛みであまり眠れない状態でその日の夜を過ごした…。

出産翌日。麻酔はもう切れました。
後産というんだろうね、子宮が小さくなっていく痛み、激痛。耐えられません。
shouのときはそれほどではなかった気がする。2人目は痛いって本当だったんだ…。
もちろん、傷も痛い。体を動かすと激痛。くしゃみしても笑っても激痛。
鎮痛剤、筋肉注射と座薬と交互に使い、なんとか耐えていました。辛かった…。
そんでもって、血管が細くて点滴の液がもれていたらしく、腕がパンパン。これも痛い。
おなかは空くし、喉は渇くし、私より先に義母が赤ちゃん抱っこするし、
ダンナは目の前でハーゲンダッツをおいしそうに食べるし、もう最悪な1日。
shouは、予定していた一時預かりの保育園、嫌がって行かなかったらしい。
私は、行って欲しかった。今から慣れておかないと、退院後、私はshouの面倒見きれない。
そのことで、義母とダンナがケンカし、私もブルー…。
肉体的にも精神的にも、とても辛かった。泣きながら寝ました…。

産後二日目。なんとか痛みが治まりました。
夜もよく眠れて、気分もだいぶすっきり。赤ちゃんもお部屋にやってきました。
でもまだ立てないし、お世話もできないのよね。泣いても抱っこできないのがくやしい。
やっと食事もできるようになりました。
重湯、スープ、ホットミルク、オレンジジュース、お茶。
液体ばかりだけど、二日間の絶食の後では、どれも絶品でした。
その日の夜は、またまた重湯、スープ、イチゴヨーグルトドリンク、
カスタードクリーム、お茶。
液体でも飽きないように工夫してくれているんだなあ。

ようやく点滴も尿管も取れて、トイレに1人で立てた。でもまだ、幽霊みたいな歩き方。
部屋にトイレがあって助かった〜。
赤ちゃんは、まだ砂糖水しか飲ませてもらってないそうです。
明日からやっと授乳。おっぱい、待っててね。

産後三日目。赤ちゃんの名前はryuに決まりました。
まだ傷が痛い。トイレに行くのも一仕事。気合を入れないと痛みに負けそう。
でも、おかゆに米粒がちゃんと入ってた!
スープも、野菜の卵とじも、フルーツもおいしかった!
授乳も始まりました。
まだあまりたくさんは出ないおっぱいを、一生懸命飲んでくれました。
私はこの病院を選ぶとき、利便性(家から徒歩で行けるか、
上の子連れで通院・入院ができるか、面会時間に融通がきくか)を第一に考えたので、
入院中の食事とか新生児の扱いに関してはあまり考えていなかったんだけど、
予想外に満足かも。
母乳育児を優先させているから、三時間毎に一斉に授乳させて体重量って、
足りなければミルク、なーんてこともなく、
泣いたら泣いただけ吸わせてくださいねー、と言ってもらいました。
かといって、絶対母乳という堅苦しさもなく、ミルクもちゃんと用意してくれてるし、
嫌な顔もされない。
母親の考えを尊重してくれてるみたいです。

あとびっくりしたのが、オムツを換えるときにコットンもお尻拭きも使わないこと。
一枚のガーゼを濡らして、何度か洗いながら拭くのです。
離乳食が始まるまでは、ウンチにも雑菌がいないからこれでよいとのこと。
かなりエコロジー&経済的だなーと感心しました。退院してもそうしようかな。
今日は、沐浴以外は朝から一日ryuのお世話。
思ったより眠ってる時間が長くて、楽は楽なんだけど、傷はまだ痛いし、
ほんの10分立っているだけでふらふら。
術後初めてのシャワーも、マジ倒れそうだったけど、さっぱりできて良かった。
夕食、いきなり豪華になってびっくり。
和風の懐石っぽい感じで、ぶりの照り焼き、こうや豆腐と野菜の炊き会わせ、
銀杏やうずら卵の入った袋煮、酢の物、牛肉の八幡巻、卵焼などなど。
御飯はまだおかゆだったけど、かな〜り満足でした。
shouのときは夜も預けずがんばったけど、今回は退院後が大変なので、
赤ちゃんを預けて就寝。まずは体力回復が先決。
一方、shouのほうは、、義母に甘やかされている様子。
夕飯前に生クリームたっぷりのケーキを食べたりしているんだって。
ただでさえ小食なショウ、おやつは5時以降食べさせないようにして、
栄養を取らせようと、私ががんばってきたことを、早くもブチ壊してくれてた。
ため息。
でも、わざわざ福岡から来てもらっていて、文句も言えないし、
ありがたいと思わなくては。


産後4日目。ようやくおっぱいが本格始動。
ガチガチなので搾乳して、ちょっとすっきり。
今日は病院の休診日なのですが、朝ごはんは院長先生が手づくりしてくれて、
他の二人のママと一緒に食べました。
その中身がすごい。中華がゆなんだけど、干し貝柱や干し海老、くこの実などが入ってて、
ザーサイ、ピータン、蒸し鶏、揚げワンタンなどをトッピングして食べます。
かなり本格的でおいしかった。
さらにマンゴープリンも手づくり。この先生、かなり料理好きとみた。
shouは保育園をボイコット。ばあばが朝から病院に連れて来た。
ママと一緒に家に帰ると言う。ちょっと寂しくなってきたのかな。
shouは私に抱っこをせがんだり、甘えたりして、
私は痛いおなかを押さえつつ相手をしてやったのですが、
義母はそんな私の前でうたた寝(怒)。
で、なんとか私がshouをなだめて家に帰らせたものの、
夕方またshouを連れてきました。
今夜から夜間も授乳するから、私は少しでも寝ておきたかったんだけど、
shouはまた私に甘えてきて、ryuは授乳時間になって泣き出しているのに、
義母はryuの相手もしてくれず、帰りたくないというshouをなだめるわけでもなく、
ただソファで見てるだけ。
どうしようもなく、ついshouに「帰りなさい」と強い口調で言ってしまい、
shouは悲しそうな顔をして、義母に手を引かれて帰りました。
その姿を見るとなんだかすごくせつなくなって、涙が出ました。

義母は、shouの世話はしてくれるけど、遊び相手になってくれるわけじゃない。
それがわかってたから、保育園を申し込んだのに、
shouが行きたくないと愚図るから、結局私のところに来てしまう。
私は体を休めるために入院してるのに、中途半端にshouの相手をして、
余計寂しい思いをさせてしまう。
誰が悪いわけでもなく、みんなが少しずつ我慢をしなくちゃいけない、
その状態がなんだか悲しくて、
忙しいのに定時に帰って病院に来てくれる夫の前で、また泣いてしまった。
こういうの、産後鬱って言うのかなあ。思い通りにならない自分の体ももどかしい。

そして、夫、帰ってから、義母に話してくれたようです。
shouを保育園に連れていって欲しいと…。
姑も、それなりにがんばってくれているようでした。
しかし、shouは保育園ではお弁当も食べず、一滴の水も飲まないで、
泣いて疲れて眠るのだそうです。
そして、ママのところへ行くと泣かれたら、連れて行かざるを得ないと。
で、夫とけんかになり、福岡に帰るとまで言われて、夫もそれ以上言えなかったとか。
それを聞いて、私もまた涙が止まりませんでした。
保育園と言っても、緊急の一時保育専門で、慣らし保育の期間なんかもないし、
最大定員が六名、たいていはshou一人かもう一人子供がいるだけです。
保育士さんも臨時のおばちゃん。
知らないおばちゃんと二人で、一日部屋の中で過ごすことが、
彼にとってどんなにストレスになっていたことか。
それでも病院に来て、私を見てにこにこして、
ryuが寝ていたら、よしよしとなでてあげたり、
泣いていれば「大丈夫だよー」と優しく声をかけたり、
まだ2歳なのに、弟をほんとにかわいがってくれるのです。
小さな心で、彼なりに悩み、苦しみ、我慢して、
そしてお兄ちゃんになろうとがんばっていることが、
とてもせつない。
そして、うまくいい解決策を見つけてあげられない自分がくやしい…。

産後5日目。
shouは明日まで保育園を休ませることになりました。
義母、嫌がる翔貴を保育園に連れていくことがかなりの負担のようで、
昨夜は夫とけんかして泣き、今朝は口も聞かなかったそうです。
彼女も慣れない土地に一人で来て、きっとストレスがたまっているのだと思う。
なんか申し訳なく、彼女の負担にならない方法を彼女に選んでもらいました。
保育園は来週金曜までの契約。退院したら私が送り迎えして、
昼間だけでもゆっくりさせてもらおう。
幸い術後の経過も問題ないし、寝不足も、去年受験勉強をして、
毎日五時間睡眠だったことを考えたら、なんとかなりそう。
今はshouを一番に考えなくちゃ。

お昼頃、高校のときの同級生が仕事の合間に来てくれて、しばしおしゃべり。
いい気分転換になりました。

赤ちゃんはほんとに良く寝る子です。
shouをのときは、夜中なかなか寝てくれなくて、泣き叫ぶshouを抱っこして、
部屋の中をもうろうとしながらうろうろしていたのを思い出す。
だいぶおっぱいを飲むのが上手になってきて、私の乳腺もだんだん開いてきた。
今はまだ糖水を足してるけど、退院までに母乳だけでなんとかなるようにしたいなあ。

産後6日目。入院して丸一週間が経ちました。
長かったような、短かったような…。でもいろいろ考えさせられた一週間でした。
二人目の出産は、一人目の子供にとって、それから親にとっても、
思ったより大きな変化です。
そのうち、泣いたことも笑い話になるんだろうなー。
今日はママ友三人がお祝いを持って来てくれました。
二人目だと、一人目みたいに騒がれることも少ないと思っていたから、
お祝いの気持ちがすごくうれしかった。

そういえば、今朝からなんだか頭痛が。
看護婦さんによると、腰椎麻酔の影響だろうとのこと。
赤ちゃんが良く寝るから、調子に乗ってハードカバーの本とか
読んでたのもいけなかったかな。
退院は明後日。のんびりテレビ見ていられるのも今だけかなー。

産後7日目。抜糸しました。
shouのときは、傷口を糸で縫うのではなくて、
ホチキスみたいなやつでガシガシとめて、それをガチャガチャとって終わり、でした。
だもんで、傷の跡が縦のラインに横線がピピッと入っていて、
漫画に出てくるような傷跡になってました。

今回はというと、ナイロンの黒い糸でまつり縫いして、
その上からボンドで固定してあって、抜糸はその糸の先をぴーっと抜けば、
きれいに取れるはずだったらしいです。
しかーし、私の場合前の傷の残りが影響して、「ぴーっ」と取れるどころか、
途中でつっかかっちゃって痛いのなんの(涙)。
はさみで途中を切ったり、先生も悪戦苦闘してたけど、結局取りきれず、
私のおなかには3センチくらいの黒い糸が残りっぱなし…。
「いつか出てきますし、体に害はないから大丈夫だよ」と言われたものの、
なんだかやだなあ…。
ちなみに傷に塗ったボンド。このおかげでシャワーも消毒も痛くありません。
しかしいつまで?と思い、これもとるんですか、と看護婦さんに聞いたら、
体に自然に吸収されるからこのままですよー、だからほんとは、
消毒もあんま意味ないんですけどねー、だって。
そーいえばshouのときは毎日イソジン塗りたくられてて、
退院後もしばらくイソジンとガーゼ自分でやってたから、
今回えらく消毒が簡単だなーと思ってたんだよね。
病院によってほんといろいろなんだなあ。

産後8日目。いよいよ退院!
退院診察を受けました。新生児代謝異常の検査も問題なく、
私の子宮や傷の戻りも順調だそう。
母乳も充分出て来たので、通常一週間後に行う乳児検診も必要ないでしょうとのこと。
良かった良かった。

病院で使っていた搾乳器がすごく良かったので、買って帰ることにしました。
MEDELAというスイスのメーカーのものなんだけど、すごくいい。
shouのとき使った某国内メーカーのは、痛いわりに効率が悪くて、
ほとんど使わなかったし、手絞りだと自分じゃどうしても絞りにくい角度が出て来ちゃう。
そのMEDELAのは、痛くないし、すんごくよく絞れるし、手も疲れない。
値段が5500円だったから迷ったけど、
おっぱいを詰まらせたときは眠れないくらい痛いし、
下手をすれば乳腺炎で病院行きだし、
ミルク二缶買うのと対してかわらない値段だから、思いきって買ってしまった。
これで母乳育児がうまくいきますように。
shouのときは軌道にのるまでほんと大変だったから…。
哺乳瓶やらミルク缶やらおしゃぶりやら、紙袋一杯のお土産をもらい、
先生自ら見送りして下さって、無事退院。

退院後。
病院もなかなか快適だったけど、やっぱりわが家が一番!
shouにはしっかり保育園に行ってもらおうと、
なんとかなだめて入口までは行ったんだけど、
保育士さんの顔を見たらもう号泣…。手が付けられない状態になってしまった。

保育士さんの話によると、
泣く子供でも、たいていはお弁当の時間には慣れてくるものだけど、
shouはずっと目に涙を貯めて全然食べず、
抱っこされたまま泣き疲れて寝るのだそうで、
「こんな子初めて」と言われてしまった…。
結局、それから保育園には行けなかった。
なんとか、お友達に1日預かってもらったりして、しのぎました。
やはり持つべきものは友達です。

それにしてもryuは良く寝る子。あまり泣くこともなく、義母もびっくり。
二人目って、どこもこうなのかな?
おっぱいも順調だし、義母が帰ってから、ちょうどゴールデンウィークに入り、
その間ずっと夫に家事を任せて、きっちり産後3週間で、床上げとなりました。

あ、ベネッセの食材配達を頼んだり、生協もしっかり活用して、お料理は手抜き。
一人目は、床上げしても、毎日寝不足で、
外出どころか家事もしばらくままならなかったけど、
二人目ともなると、そうもいきません。
普段どおり、公園に行き、買物をし、子供のご飯を作り…。

大変だけれど、充実した毎日。
shouは、少しずつだけど、お兄ちゃんらしくなってきました。もう3歳だからかな。
これが二歳違いとかだったら、きっと大変だっただろうな。


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