そう姑や父に聞かれだしたのは、上の子が１歳過ぎた頃。
私的には、まだまだ先の話だった。

やっと歩き出したばかりのshou。
来年迎える魔の二歳。
しかも実家からは遠い東京。
新生児を育てる勇気はまだ持てない。

でも、もう歳も歳だし、そうそうゆっくりもしていられない。
私もダンナも、子供は3人くらい欲しい、と思っていたから、
それを実現するなら早いに越した事はないのだ。

いろいろ迷っているうちに、私は以前からの目標である、
社労士を受験することに決めてしまった。
社労士の試験は年に1度。8月である。そこから逆算して、妊娠の計画を立てた。

・試験中につわりがあると困る
・翔貴が幼稚園に入ってから生まれると、新生児を連れての送り迎えが大変だから避けたい
・いい産婦人科を見つけたい
・できれば春生まれがいい

そして、shouが二歳になったら、二人目を、と決めた。

その頃、たまたまサークルのお友達に、いい産婦人科情報を聞いた。
shouの時、子宮筋腫で大変な思いをしたので、次の妊娠の時には、
しっかり検査してからがいいと言われていたので、
教えてもらった産婦人科で、様子見も兼ね、
子宮筋腫と子宮ガン（頸ガン、体ガン）の検査をすることにした。
shouを産んだのが、福岡でも有数のゴージャス産院だったので、
そこに比べると普通の産院だったけど、
きれいだし、子連れ通院可能だし、何より子連れ出産もできて、
家族が24時間面会OK、というのが魅力。
それに家から歩いて行ける距離。

何といっても、先生がいい感じ。
まず、初めましての挨拶をしてくれて、説明も丁寧、
でも気さくで、何でも話せそうな雰囲気の、４０代くらいのおじちゃん。
内診も痛くない。
東京で出産するかどうかはっきり決めたわけではないけど、
そうなったときのことを考えたら、ここがベストかも、と思った。


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