職場の先輩のお嬢さんの話を聞きました。

彼女は高校三年生。
部活はテニス、携帯は当たり前に持ってるし、
彼氏だっている。そんな、どこにでもいる、
大学受験を控えた普通の高校生。

一人娘で、両親の愛情の元、すくすく育った彼女。
聞けば、本当に、これがイマドキの女子高生？
と思うことばっかりなのです。

とにかく、しっかりしてる。
小学生の頃、「一人っ子だから○○じゃないの」と、
嫌な言い方をされたのをきっかけに、
「一人っ子なんて関係ない、私は私！」
という意識に目覚めたらしく、
自分に足りないものを得るために、
すごくがんばったそうです。

上下関係の難しさを学ぶために、
子供会の活動も積極的に参加した小学生。

好きだった人に告白されても、
今はまだ自分はそんな段階ではない、
もっと自分が自分のことをしっかりできるようになるまで、
彼氏彼女の関係でダラダラしたくないと断わった中学生の頃。

そして今、将来の夢をしっかり見極め、
親に無駄な学費はかけまいと、
自分で探した塾で毎日遅くまで勉強する毎日。
彼氏はいても、高校生らしい付き合いをしたいと、
一線は絶対越えさせない、彼氏の甘えにも冷静に対応。
毎月のお小遣いはもらわず、毎年貯めたお年玉から、
本当に欲しいものを考えて買う。
町内の清掃活動にも、仕事をする母の代わりに積極的に参加する。

他にもいろいろ、いろいろあるんだけれど、
とにかく、30をとっくに越えた私なんかより、
よっぽど金銭感覚はしっかりしてるし、
発言も大人びてるしで、すごいのです。
同い年の彼氏からは、
「お前は大人すぎる」と言われるんだとか。

私が高校生の頃なんて、無駄遣いはひどかったし、
対人関係も適当だったし、○○だって××だったし、
もう、恥ずかしくって言えません。

そして、そんな風にしっかりした娘に育てた先輩もすごいと思う。
どうやったら、そんな風に育つのか、ただ今勉強中です。

彼女が言うには、義務教育である中学校を卒業するまでに、
人生やお金についての考え方など、
いつでも自立できるように必死で伝えたと。

中学校でしっかりさせようと思ったら、
小学校で親ががんばらなきゃ。
小学校でしっかりさせようと思ったら、
幼稚園のときから親ががんばらなきゃ。

親は無くても子は育つ、と言うけれど、
やっぱり親の力って、すごく大事なんだな。
改めて思ったのでした。

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