おかえり、My Little Boy *** 三児の母の理想と現実 ***
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母の死
先日、うちからそう遠くない線路の踏み切りで、事故がありました。
交通量の多い通りで、朝晩は決まって渋滞する踏み切りで、
その事故があったため、その通りの手前の大通りまで大渋滞になり、
パトカーが「事故があったため通れません!」と何度も警告してました。
1時間くらい、そんな状態で、うちまで聞こえていたので、
どんな大事故だったのだろう、脱線事故だろうか、とちょっと心配していました。

次の日新聞を見ると、20代の女性が亡くなったと、小さな記事になっていました。
そうだったのかあ・・・と、私の中で、その話はもう終わってしまいました。

そして今日、近くの商店街を歩いていたところ、
電柱やお店の壁に、何枚も何枚も、白い紙が張ってあるのに気がつきました。
なんだろう?と思って、目をやると、
「事故の目撃者はいませんか」という内容でした。

事故・・・?
そう、あの踏切事故のことでした。

亡くなったのは、自分の28歳の妻で、
どうしてこんなことになったのか、
事故なのか事件なのかも、全くわからない、
誰か目撃した人はいませんか・・・
そして、家では、幼稚園に通う6歳の息子が、
ずっと母の帰りを待っていると・・・

私の心の中では、よくある人身事故・・・そう片付けられていたけれど、
shouと同じくらいの男の子のママ・・・知らなかった・・・

そんな小さな子供を残して、命を失った彼女の無念さ、
幼い息子を支え、悲しみの中、必死に真実を見つけようとするご主人の気持ち、
思っただけで胸がつまりました。

もし、これが私だったら・・・

・・・

真実が明らかになっても、もう彼女は還ってこないのだし、
残された家族が救われるわけでもないけれど、
でも、何もわからないままでは、気持ちの行き場が無い。
悲しみをぶつける相手もいない。
私の母も、突然逝ってしまって、でもまだ、病気だったから、
運命だった、仕方なかったのだと思えました。
そう思えるまでにも、ものすごく時間がかかったのだけど。

大事な人を失ってからの時間は、長いです。
悲しみを忘れることなく、悲しみと一緒に生きていかねばなりません。

いつか、彼女とご家族に、安らかな時間が訪れますように・・・

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