おかえり、My Little Boy *** 三児の母の理想と現実 ***
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七夕の願い事
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久しぶりにすっきりした青空の今日、七夕ということで、いろんなところで七夕飾りを見かけました。もともとは、お盆の準備だったという七夕、いつの間に、織女と牽牛の話になったのか、よくわかりませんが、中国では漢の時代から記録にあるそうです。それが日本に流れ、短冊に願い事を書いて笹の葉につるす・・・って、なんだか不思議。

子供たちも、それぞれ保育園などで願い事を書いたようです。三男は「サッカーがうまくなりますように(って、サッカーしたことないし!)」、次男は、「いっぺんとびがうまくなりますように(縄跳びの一種らしい)」、長男は「宿題が全部なくなりますように(・・・・)」だそうです。私の職場でも小さい笹を飾ったので、小さな短冊に一言書いてみました、「BIG当選!」・・・現実的ですみません。

というのは冗談ですが、私の願いは、実は他にありました。

つい最近のこと。同じマンションに住む、私と同い年のお友達のことです。彼女は、待望の第二子を授かり、2月にかわいい男の子、Tくんが生まれました。30代後半で授かった初めての男の子。まだ3歳のお姉ちゃんも、とても喜んだみたい。

下の子が生まれると、保育園の送迎も、雨の日などは大変だから、赤ちゃんが寝ている間に急いで迎えに来る人もいるんだけれど、彼女は、どんなに寒い日も、大雨の日も、スリングやベビーカーで、Tくんと一緒に保育園にお姉ちゃんを迎えに来ていました。ご主人が、絶対に赤ちゃんを一人にしないで、何があるか分からないから、って心配されていたそうなんです。

だから、送迎で顔を合わせるたび、大きくなったね、くびはすわった?今日は寝てるね、夜はよく眠る?など、赤ちゃんの成長を、私も楽しみにしながら話していました。

その赤ちゃんが、救急車で運ばれたのは、いつものように彼女と会話を交わして、エレベーターで別れた後、夕飯の最中のことでした。救急車の音がするね、と子供たちと話していたら、私たちが住むマンションの前で止まり、ベランダからのぞいてみると、Tくんが、救急隊員に抱っこされて、救急車に乗るところが見えました。

うちの子も、別のお友達の子も、怪我をしてマンションから救急車で運ばれたことがあって、ちょっと心配だったので、転んだのか、何かぶつかったのか、わからないけれど、気になってメールしたら、「ちょっと入院するかも」という返事が返ってきました。

そして次の日、保育園で彼女に会って話を聞いたら・・・

Tくんが、寝返りをしたまま、うつぶせの状態で、息をしていなかった、ちょっと目を離した間に・・・一命はとりとめたけれど、意識が戻るのか、何か障碍が残るのかわからないまま、集中治療室にいる、と・・・

その話を聞いて、私も本当にショックを受けました。そのまま、いつものように職場に向かい、降りた駅で、大きな笹と、短冊が置いてあるのに気がつきました。何かに願いたい気持ち・・・「Tくんが早く元気になりますように」と、短冊に書き、笹の葉に結びました。

Tくんの家族の悲しみは想像を絶するほどだと思います。同じ子を持つ母として、何かしたいね、でも、何もできないね・・・祈ることしか・・・と、事情を知っているマンションの友人たちと一緒に、千羽鶴を折りました。思いがどうか、とどきますように。

我が家の子供たちが、毎日うるさくて、部屋中散らかして、けんかして、文句言って、泣いて、私をイライラさせるのも、元気だから。命があるから。でもその命も、本当にはかないもので、家族みんな、生きている今が奇跡なのだと、これ以上のことはないんだと、改めて思います。

私はこれ以上の望みはない。願いは無い。だから、どうかまだ小さなTくんと、Tくんの家族が、また元気で笑える日が来ることを願うばかり。

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