おかえり、My Little Boy *** 三児の母の理想と現実 ***
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クリスマスに向けて・・・
shouとryuが通う保育園は、カトリックです。
実は私もカトリックの幼稚園に通っていたんだけれど、
実際、キリスト教がどういうものとか、全然わかっておらず、
家は普通に浄土真宗、と言ってもほぼ無宗教に近いものがあり、
母が死んでお葬式などの仏事を通して、少しだけ宗教に接する、
その程度でした。

なので、たまたま自宅から近かった保育園がカトリックで、
園長先生がシスターで、お食事のときはお祈りをして・・・
というのも、「ふ〜ん」という感じでした。

ただ一つ感じたのは、私が知っている仏教は、
ご先祖様を大事にして、供養を忘れずに・・・
という感じなのですが、
カトリックの場合は、それがもっとグローバルな感じ。
例えば、食事やおやつのとき、

今までの幼稚園では、

「お父様、お母様、おいしい給食ありがとうございます。
いただきます」

だったのだけど、今の保育園では、

「神様、おいしい給食ありがとうございます。
元気になるため、何でも食べます。
病気の人や、困っている人を助けてあげてください。
アーメン」

てな具合です。
すごいなあ、キリスト教の世界って・・・
と、しみじみ思います。

さて、その保育園で、クリスマスを前に、
「聖劇」という催しがありました。
年長児で行われる、劇です。
引越してすぐから、shouも役をもらい、
毎日のように劇の練習をしていたようでした。
「僕はローマ兵!」と言って、
セリフを言ってくれるのですが、なにやら意味がわからず・・・

そして土曜日、いよいよ聖劇の本番となり、
家族みんなで見に行きました。
どんな話か、全然知らなかったのだけれど、
要するに、イエス様が生まれたときの話でした。

神が、苦しみや悲しみであふれる世界を救うために、
自分の子供イエスを、この世に送り出すことにしたこと。
その母として、マリアが選ばれたこと。
そしてローマ皇帝の命令で、出産間近のマリアが、
長旅をしてベツレヘムに行き、宿を借りようとしたが、
どこもいっぱいで泊まれなかったこと。
そのため、馬小屋を借してもらい、
そこで出産したこと。
そして、神の子の誕生を祝うために、
貧しい羊飼いたちや学者たちが、
自分の一番大切なものを、贈り物として捧げたこと。

・・・ああ、そうかあ、そうだったのかあ。
クリスマスに、なんでプレゼントを贈るのか?
その意味が、やっと、私の中でクリアになった気がします。
欧米では、前からそういうものだったと聞いていますが、
日本ではやっぱり、プレゼントはサンタさんから・・・
というのが定番で、プレゼントを贈りあうのは、
せいぜい恋人同士くらい・・・?と感じていたので。

サンタさんは、キリストの誕生からまた長い年月がたった後、
ニコラウスさんという教父さんが、
貧しい家の煙突に、金貨の入った靴下を投げ入れた、
というお話から来ているそうで、
確かに、サンタさんがプレゼントを・・・というのは、
ロマンチックで素敵だけれど、
ほんとうは、そうではなくて、恋人だけじゃなく、
大切な人、大切な家族に、自分の大切なものを贈る、
これがもともとの意味だったんだなあって。
これって、サンタさんよりも、
もっともっと素敵なこと、のような気がする。

子供達は、一生懸命、一人一人の役を演じていました。
shouも、ローマ兵だったけど、ちゃんと大きな声で、
自分のセリフを間違えずに言えていました。

マリア様役の女の子なんて、
ほんと、堂々としてて、かわいくて、
これ、自分の娘だったら、たまらないだろうな。

子供達の成長した姿を見せてもらい、
そしてクリスマスの意味を教えてもらった、
とてもとても、有意義な日になりました。

shouも、クリスマスの意味、少しわかった・・・かな?
まだまだ、サンタさんを信じて手紙を書いてますが(笑)

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