おかえり、My Little Boy *** 三児の母の理想と現実 ***
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生き方
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同じ職場の、ベテランの営業の女性が、退職されました。見た目は、ごく普通のおとなしい感じの方。私が4月に働き始めてから、まだ仕事を全然覚えていなかった頃、私のミスで、いろいろご迷惑をかけてしまいました。それでも、優しく接してくれた方。

退職されることは知っていたけれど、理由を知ったのは昨日でした。上司からも、ずっと引き止められていたそうです。朝礼で挨拶をされるときに、私は後ろのほうで聞いていました。

「子供が年長の頃から、こちらで働き始めました。無我夢中で、いろんな人に助けられながら、18年間働き、そして子供が、無事に今年社会人となり、肩の荷が下りました」

「そしてこれから・・・今までの感謝の気持ちを、少しでも多くの人に伝えて生きたい。ボランティアの活動をしたいと思います。それから、ずっと苦手だった水泳も、泳げるようになりたくて、水泳教室に通うことにしました。」

「体が元気なうちに、ご恩返しや、やりたいことをやっておきたいんです。」

フラダンスや音楽のサークルをしている方たちを、老人福祉施設などに連れて行って、小さなコンサートを開くと、お年寄りの方たちがものすごく喜んでくれるんだそうです。そういう活動をする、ボランティアの団体を立ち上げたそうなんです。

一人暮らしのお年寄りを集めて、明日はハイキングに連れて行くお手伝いをするのよ、とうれしそうに話してくれた彼女。すごいなー・・・と、思いました。もう還暦をすぎているのに、とても輝いた目をしていました。

いつも、安定して営業成績が良かった彼女は、きっと、そういう方だから、たくさんのお客様から信頼されていたんでしょう。感謝の心をずっと忘れずに、奉仕の気持ちで仕事していたんだろうなあ・・・

子供を立派に育て上げ、そして、これからの自分の人生を、ボランティア活動に捧げて生きていく彼女の門出を、心から祝いたいと思いました。

そして、私が彼女の歳になったとき、どうなっているのかな・・・そんな、誇れる人生を過ごしてこれているだろうか、と考えました。後悔しない生き方を、できているんだろうか。

老後のお金や生活の心配をしてるだけじゃなく、生き方についても、少しずつ考えていきたいな、そう思った出来事でした。

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