おかえり、My Little Boy *** 三児の母の理想と現実 ***
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母、涙
kenは水疱瘡にかかっている可能性が高いので、
一般の病室には入れず、個室も満室だったので、
観察室というところの保育器の中に入れられることになりました。

オムツ一丁にされて、狭い保育器の中で、何も知らず眠るken。
泣いたら、誰か抱っこしてくれるのかな。
してくれないんだろうなあ、多分・・・泣いたくらいでは。

面会は3時から夜の7時まで。子供は連れて行けない。
明日は夫がいるからいいとして、月曜日からの面会をどうしよう。
ベビーシッターさんにお願いするしかないなあ。
kenはまだママの顔もわかってないから、ママを求めて泣くことはないけど、
それでも一緒にいてあげたいもの。

家に帰ると、空っぽのベビーベッドがすごくすごく寂しく見えて仕方なかった。
1人でシャワーをあびていると、急に不安になって涙が止まらなくなった。
もし、kenに何かあったらどうしよう。
まだ、ママって呼んでもらったこともないのに。

正直、shouやryuに比べたら、kenはまだ寝ているだけのお人形みたいで、
「自分の子」っていう思いはまだ少なかった。
三人目はかわいいよってよく聞くけど、まだそこまで思えていなかった。
でもなんだろう。いざ離れてみると、やっぱりkenは私の大事な大事な子で、
かけがえのない家族の一員で、宝物なのだ。
まだこの世に生まれて一ヶ月足らず、でも、過ごした時間の長さではない、
なんていうんだろう、こういうの母性本能っていうのかなあ、すごく大きい。

もし、これが何年も一緒に過ごして大事に育ててきた我が子だったら、
その存在が失われてしまったとき、親はどんなに辛い思いをするのだろう。
最近、小さな子供が悲しい事件で何人も命を失っている。
その家族の気持ちって、どんなに辛いことだろう。
私の母が54歳で死んだとき、80を過ぎていたおばあちゃんはお葬式で号泣していた。
その思いは、きっといつの時代も、どこの国でも、いくつになっても変わらない。
世界の貧しい国で、治療を受けられないまま死んでいく子の母。
世界のいろんな国で、戦争に行かねばならない息子の母。
そういう思いをする母親が、1人もいない世の中になればいいのに。
そんなことまで思ってしまった。

kenは、水疱瘡の発症を抑える抗ウイルス薬を飲みつつ、
RSウイルスによる症状が和らぐまで、3〜4日は入院することになりそうです。
水疱瘡もRSウイルスも、普通に幼児がかかる分には全然怖くない病気だけれど、
呼吸機能が未熟で、体重も少ない新生児がかかると、やっかいなのだそうです。

できるだけおっぱいを飲ませてあげたいので、母乳を搾って届けることにしました。
一日も早く、退院できますように・・・。

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