おかえり、My Little Boy *** 三児の母の理想と現実 ***
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予防接種について思う
心配かけといて(してないって?)ごめんなさい、私は元気です。
shouは、治った〜軽かった〜と思ったら、土曜の夜から熱が上がり、
日曜日はずっと8度台で、咳もきつそうにしていました。
やっと下がったのは今日の朝。

タミフル効かなかったのか?と思い、病院で話すと、
「二日で熱が下がれば十分効いたほうですよ。
タミフルが無かった頃は、1週間でしたからね。」と言われた・・・

確かにそうだなあ・・・。
うちはインフルエンザ自体初めてだったから、ryuやkenが軽かったから、
shouは重症だと思ったけど、ほんとはすごく大変な病気なのよね。
重症化して、髄膜炎になって、後遺症が残ったり亡くなったり・・・
私が知っているだけでも、二人いる。
私もそれが怖くて、子供には予防接種を受けさせてきたし。
(今回は、ryuとkenは他の予防接種が優先で受けられなかった)

ところで、髄膜炎には大きくわけて、二種類あるのをご存知ですか?
無菌性(ウイルス性)髄膜炎と、化膿性(細菌性)髄膜炎です。
ウィルス性髄膜炎は、おたふくかぜなどのウィルスが原因となり、
ほとんど後遺症を残すことも無く治るものだそうです。

問題は、細菌性の髄膜炎。こちらは、重症化して脳炎になることがあり、
そうなると、死亡率や後遺症を残す確率もとても高い、恐ろしい病気です。
また、早期発見もとても難しくて、運よく見つかっても治療も難しいそうです。

でも、この病気が恐ろしい、と思われているのは、実は先進国では日本だけ。
欧米では、とっくの昔にワクチンが開発されていて、
もう過去の病気になりつつあるのだそうです。
このワクチン、予防性が高く、重い副作用もほとんど無い。
なのに、日本では、認められていなかったため、たくさんの子供達が、
亡くなったり、後遺症が残ったりしているのです。

shouたちのかかりつけの先生は、
この病気に苦しむ子供たちを100人以上見てきた方で、
予防接種を早く取り入れて欲しいと、
署名活動や運動を以前からされていました。
(私も署名しましたよ!)

そして、今年1月に、やっと承認されました。
しかし、まだ公費負担ではなく、実費で受けると3万円もかかってしまいます。
おたふくやみずぼうそうでも、数千円の費用がかかるため、
なかなか普及していない日本。3万円を受ける人は、どれだけいるでしょうか。
正直、我が家も厳しい・・・と思う。

でも、世界90カ国以上では、もうすでに公費負担となっているこのワクチン。
全ての子供がこのワクチンを受けられるようになれば、
子供が高熱を出した、と、夜間に慌てて救急病院に行くことも減り、
小児科医の負担もすごく減るのだそうです。
一日も早く、日本でも公費負担になって欲しいなあと思います。

詳しくは、ぜひ、こちらのサイトを見てくださいね。
『細菌性髄膜炎から子ども達を守りたい』
s160.jpg

ちなみにかかりつけのふかざわ医院の先生曰く、日本の予防接種の遅れは、
北朝鮮レベルなのだそうです。
インフルエンザにしても、以前は公費だったのに、
副作用の事故があったとかで、実費になってしまった。
お役人だからか、ちょっと問題があると、
責任をかぶりたくないから、逃げてしまう。
受けるかどうかは自己責任と、国民に押し付けて。

確かに、副作用の問題はすごく大きいけれど、
せめて公費にしてくれたら、こちらは選ぶ範囲が広がって良いのに。
受けたくてもお金がかかるから受けられなくて、
それで結局病気が重くなって、全体の医療費までもが増大して。

そしてこの髄膜炎のワクチン。
新薬や予防接種の承認に時間をかけるのは大事だけれど、
時間をかけたことで、逆に命を失う子供達もいるのだし、
せめて世界標準のレベルになって欲しい・・・と思う。
これから減る一方の子供達を守っていくためにも。

・・・と、偉そうなことを書いていても、
実際、まだまだ予防接種とか薬とか病気に関して、
勉強不足だと痛感する毎日。
今、信頼する先生が、予防接種推進派なので、
言われるがまま・・・なんだけど、そんな受身じゃいけないな、とも思う。

でも、当然のことなんだけれど、
防げる病気で亡くなった子を持つ親は、予防接種は必要、と思うだろうし、
逆に、予防接種の副作用で亡くなった子を持つ親は、予防接種は不要、
と思うだろう。
一体どっちが正しいのか、判断はなかなか難しい。

とりあえず、幅広く、いろんな考え方を知りたい。
こんな本でも、読んでみることにしました。
今年はどうする?インフルエンザ―疑問だらけの予防接種と特効薬

自分と家族を守るのに、知識はあって損するものじゃないもんね。
それを信じるかどうかは別として。
インフルエンザに振り回された1週間。
それも、母親として成長の糧にできますように。

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